二子玉川のリネン専門店「リネンバード」が10周年-オリジナル生地販売など

「リネンバード 二子玉川」スタッフの皆さん

「リネンバード 二子玉川」スタッフの皆さん

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 玉川髙島屋S・C南館裏のリネン専門店「リネンバード 二子玉川」(世田谷区玉川3、TEL 03-5797-5517)が4月で10周年を迎える。

10周年記念のオリジナルテキスタイル(4色)

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 同店は、近隣で和食器店「KOHORO」や「カフェ・リゼッタ」など現在4店舗を展開する「カフーツ」(玉川3)の経営で、同社が二子玉川エリアで手掛けた1号店。経営者の一人である米田倫子さんが、ヨーロッパ在住中に出合ったリネンの良さを「少しでもたくさんの人と分け合いたい」と、2003年に「車の通行量が少なく、街行く人がこんなところにこんな店ができたんだと発見するような」同所へ開いた。

 日本へは明治以降に輸入され始めたというヨーロッパ産リネンは「亜麻」とも呼ばれ、古来アジアで使われて来た麻(=ヘンプ、ラミーなど)とは別種類の植物から作られる。リネンが太さ15~19ミクロンであるのに対し、ラミーは18~30ミクロン、ヘンプは15~30ミクロンと繊維の構造も異なるため、「チクチクと肌を刺すこともなく柔らかでしなやか」なのが特徴。丈夫で速乾性も高く、使い込むほどに風合いが出るリネンは、かつてヨーロッパでは「嫁入り道具」として一生分準備されたといい、リネンのアンティーク市場もあるほど。同店では、そうしたリネンの魅力を広く伝えるために、生地の製作・販売やオーダー・カーテンの受注に加え、手芸作家とコラボレーションしたワークショップや展示会などを店内で開いてきた。

 10周年を記念して「旅を続ける」をテーマに掲げ、同店のロゴも一新。4月11日からは本格的に記念キャンペーンを行う。限定生産で在庫が無くなり次第販売を終了する「アニバーサリーオリジナル生地」(4色・価格未定)は、同店スタッフが「鳥」と「連なり」をイメージしてデザインしたもの。期間中、1万5,000円以上の購入客に、リネンの原料である植物・フラックス色のミシン糸2個をセットしたオリジナル小箱を先着順で進呈。7月まで、季節に合わせたオリジナルテキスタイルや作家とのコラボレーション商品やエコバックの販売、ワークショップの開催などを企画している。

 西巻あす香店長は「この地で10年続けてこられたのは当店を愛してくださった皆さまのおかげ。これからもパワーアップしていくので、お付き合いいただければ」と話す。

 営業時間は10時30分~19時。4月10日は臨時休業。

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