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祖師谷商店街の八百屋カフェが1周年-野菜30種類以上のランチ好評

キッチンを担当する安藤裕子さん

キッチンを担当する安藤裕子さん

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 祖師谷商店街の青果店、八百萬商店直営のカフェ「やおまんキッチン」(世田谷区祖師谷4、TEL 03-3483-0788)がオープンから1年を迎えた。店の定番となったランチは、1回で野菜がたっぷり摂(と)れると人気だ。

野菜たっぷりの魚ランチ(白身魚のサルサソース)

 八百屋に併設された同カフェ。売りは、毎日隣の八百屋で仕入れる新鮮な野菜を使ったランチだ。カレーやハヤシライスといった定番メニュー4種類のほかに、肉・豆腐メーンのランチ(1,050円)、魚メーンのランチ(1,050円)を日替わりで提供する。それぞれにサラダや小鉢、豚汁などが付き、ほとんどのプレートに使われている野菜は30種類以上。営業時間中はランチメニューがいつでも食べられるほか、野菜のシフォンケーキやグリーンスムージーなど、カフェメニューも充実している。

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 もともと青果店として50年の歴史を持つ八百萬商店。昨年の改築を機に、店の半分ほどをカフェに仕様変更した。同店を担当するのは店主の妻の安藤裕子さん。青果店に嫁ぎ、野菜ソムリエの資格を取得したが、「もっと野菜の美味しさを伝えたい」と料理を提供することを提案。カフェのビジネススクールにも通い、経営のノウハウも積んだ。「歴史のある店なので、業態を変えることに家族皆、不安はあった」と安藤さんは当時を振り返る。「それでも今は、八百屋時代からの常連客が足を運んでくれたり、逆にランチが美味しかったから、と使われていた食材を隣の八百屋で購入してくれたり、お互いに相乗効果が生まれている」という。

 訪れる客は年配の方から子ども連れの女性などさまざま。中でも3分の1を占めるのは若い男性だという。「家庭で一度にたくさんの種類の野菜を摂ろうと思うと大変。野菜不足を感じている方が、栄養補給に来店してくださるのかも」と安藤さんは話す。現代社会では、一日に必要な野菜摂取量をほとんどの世代で満たしていない。厚生労働省は「健康な食事」について検討を始めたが、中でも野菜不足は深刻と指摘されている。

 カフェではランチメニューのほかに野菜を使ったデザートも提供。顧客の要望に合わせて弁当の販売も相談に応じる。

 営業時間は11時30分~18時。月曜・日曜・祝日定休。

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