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成城に「樫尾俊雄発明記念館」‐世界初の小型純電気式計算機など一般公開

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成城に「樫尾俊雄発明記念館」‐世界初の小型純電気式計算機など一般公開

「樫尾俊雄発明記念館」外観

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 5月に設立された「樫尾俊雄発明記念館」(世田谷区成城4)は10月2日に一般公開を開始し、見学予約を受け付けている。

リレー素子を用いた世界初の小型純電気式計算機「14-A」をデモンストレーション

 カシオ計算機(渋谷区)の創業者の一人、樫尾俊雄さんは、同社の名誉会長を務めた後、昨年5月に87歳で死去。12歳の時にエジソンの伝記を読んで発明家を志し32歳でリレー素子を用いた世界初の小型純電気式計算機「14-A」を発明。そのほか科学技術用計算機や世界初のパーソナル電卓、電子時計や電子楽器など数多くの製品を生み出し、大量の半導体の需要を創出するなど日本のエレクトロニクス産業の発展に貢献した。

 「必要は発明の母ではなく、発明は必要の母である」という言葉を残した樫尾さんは、「いいものを創造すれば、必ず人々はそれを必要とする」という信念を持ち、生涯で313件もの特許取得に関わった。その発明の多くを考案した成城の自宅は国分寺崖線上に位置し、同敷地の庭園部分約490坪を世田谷区の市民緑地「成城4丁目発明の杜」に、約345坪を同発明記念館として改装し、同日から一般へ公開した。

 自らデザインし細部までこだわり抜いたという同建物を「創造の部屋」「進化の部屋」「発明の部屋」の3展示室に分けた。「14-A」をはじめとする計算機関連の代表的な発明品や手書きの回路図などの展示のほか、樫尾さんが寝食を忘れて発明を行ったという書斎に置かれ、「身体の一部」と評された「発明の椅子」などを見ることができる。

 同館管理人の加藤美國さんは「『14-A』機は米国のスミソニアン博物館や上野の国立科学博物館にも収蔵されているが、341個のリレー素子が開閉を繰り返しながら計算する実際の動作をご覧いただけるのは当館だけなのでぜひご来館ください」と呼び掛ける。

 開館時間は9時30分~16時30分。土曜・日曜・祝日休館。入館無料。要予約。詳細は同館サイトへ。

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