世田谷・用賀商店街の地域特産品セレクトショップ「よーがや」(世田谷区用賀4)で3月15日・16日、福井県三国港産「ミズガニ(ズボガニ)」が販売される。
昨年12月に同店と県産品販売の契約を締結した福井県。店舗の一角を借り受け、週末ごとにさまざまな「自慢の」味覚をアピールするため店頭で旬の県産品の試食販売を行っている。
今回の「目玉」は「ミズガニ」。脱皮したてで殻の軟らかいズワイガニを指し、ゆでると「ズボッ」と身がむけることから地元では「ズボガニ」とも呼ばれる。海底290~350メートル付近に生息し、脱皮を10回以上繰り返して成長するズワイガニよりも価格が手頃なため、地元では「庶民の味」として親しまれているという。通常は足のみをゆで、二の足を折って「ズボッ」と引き抜いてそのまま食べる。
同カニの漁期は2月1日から3月20日の50日のみで、「今回が今年最後のチャンス」と同県農林水産部水産課の石田敏一さん。「地域の『貴重な珍味』が県外で販売されるのは初」と話す。価格は1袋(1匹分足10本)1,500円。
店頭販売は10時~16時。