東京都市大学世田谷キャンパス(世田谷区玉堤1)で7月17日15時より、小中学生向け「第13回科学体験教室」の申し込み受け付けが始まる。
東急グループの創始者五島慶太の理念の下、学校法人五島育英会によって2009年に融合拡充され、6学部を有する同校。「武蔵工業大学」を前身とする同キャンパスは、工学部8学科、知識工学部3学科と大学院工学研究科を擁し、東京23区内の私立理工学部系キャンパスの中では最も広い敷地を誇る。
夏休みに小中学生対象に開く「科学体験教室」は、2002年の同校創立75周年記念イベントの一環として始まった。「理科離れが進む現象を食い止める一助に」と、教員、学生、職員が一体となり「科学体験教室実行グループ」としてボランティアで運営。過去12回で延べ約1万6500人の参加があり、昨年度は世田谷区などの東京、横浜などを中心とする約1300人(児童・生徒=698人、保護者など=604人)が49のテーマで学んだ。
同イベントの特徴は、親子で参加できることと、テーマごとに総勢200人を超える同校の学生スタッフがサポートに入ること。各研究室の教育内容や成果を生かしたさまざまなテーマに基づき、「社会の将来を支える子どもたちに科学の不思議や面白さ、ものづくりの楽しさを味わってもらい、技術を一緒に楽しみながら伝えたいと、学生たちからの積極的な協力がある」と同実行グループでキャリア支援センター統括課長の住田曉弘さん。
本年度は8月8日10時~15時に実施。「エコ1チャレンジカップ2014~中・高校生による手作り電気自動車コンテスト」「鋳物(いもの)でマイプレートを作ろう」「水ロケットを作って飛ばそう ロケットが飛ぶしくみがわかるよ」「LEDを光らせ、プリズムで光を分光しよう 電気を光に変える仕組みと光を感じる仕組みを知ろう」「放射線の足跡を見てみよう!」「マグボットを動かそう ロボットをSCRATCHでプログラミング」など、全48のテーマを用意する。
17日15時に開設される同校のサイトで予約申し込みを受け付け、実施当日に各講座の整理券を配布する(先着順)。定員は合計888人。