世田谷通り沿いの「成育医療研究センター前」バス停そばにあるベトナムサンドイッチ・バインミー専門店「アンディー」(世田谷区砧3、TEL 03-3417-3399)は7月27日、1日限定で「ベトナム×カンボジアコラボメニュー」を提供する。
ベトナムへの渡航経験が豊富な島田さんが昨年10月に開いたテークアウト専門の同店。約4.5坪の店内にカウンターを置き、野菜とフレッシュハーブ、スパイスを使い自家製パンに肉や魚、パテなど豊富な具材を挟み込んだバインミー各種(各550円)や練乳入り「ベトナムコーヒー」(350円)、自家製デリや焼き菓子(ラスク、180円~)などの店頭販売を行う。
今年4月からはかねて計画していたイートインスペースを2階に開設。全て島田さんとスタッフによる手作りで「長居したくなるような、ぬくもりが感じられる場所」に仕上げた。8席を用意し、通常はセルフサービスによるスペースのみの開放。
27日限定のカンボジア料理とベトナム料理の「コラボレーションスペシャルメニュー」は、同イートインスペースを利用し、予約制のカフェ形式で提供する。「世界的に評価が高いカンボジア産のコショウをスパイスにきかせた」メニューで、料理は「白身魚のココナツミルクカレーAmok」、「バナナの花とピーナツのスパイシーサラダ」と「ベトナムの塩サババインミー」の3品と、デザートに「バナナともち米のもちもちデザート」、お土産に「カンボジア産コショウ」が付く(1,500円)。
同スペースでは現在、「カンボジア国コンポンチャム州『村の子供たち』」の写真展も開催している。国際コンサルタントで農産加工・販売戦略専門家としてJICAジェンダー主流化プロジェクトII(農産加工パイロットプロジェクト)を担当する八木泰子さんの作品。八木さんは「貧しいながら無垢(むく)で元気いっぱいの子供たちの笑顔に触れていただき、みなさんにも何か感じていただけたら」と話す。
開店から9カ月、「リピーターのお客さまが増えた」と島田さん。一方で、近隣の飲食店の閉店が続いており、2階のイートインスペース開設とともに「平日以外にも利用したい」という客の声に応えて今月から日曜営業も開始した。近隣エリアの振興のためにも「これからは地域イベントにも出店したり、地域の農家の野菜を使用したコラボレーションなども進めたりしていきたい」と明かす。
営業時間は10時~18時ごろ(材料が無くなり次第終了)。イートインスペースは11時~16時。木曜定休。カンボジアコラボレーションメニューの予約は今月25日まで。