二子玉川商店街に8月3日、会員制スペース「フタコのへや(二子玉川部屋)」(世田谷区玉川3)がオープンした。
今年6月に閉店したベビーギフト店「△Company(サンカクカンパニー)」の創業者で、「シナジーメディア」(渋谷区)の佐藤正一社長が運営する。2008年に開業した同店は、地元密着の情報発信サイト「二子玉川情報局」の事務局として地域情報の発信も行ってきたことから、商店街内の路面店という同所の「街行く人との近い距離」を生かした「貸し出しスペース」として新業態で再発進する。
店舗面積は8坪。白壁のシンプルな内装に机や椅子、プロジェクターなどを備える。佐藤さんは、玉川町会主宰で地域の課題や活動について話し合う「二子玉川100年懇話会」で、同町会内掲示板20カ所を有効活用し街情報などを「一つの紙面」で伝える「掲示板リデザインプロジェクト」を立ち上げるなど、地域でさまざまな活動に従事してきた。
同店について「利便を生かし、ここから生まれる新しい動きの拠点として『部室』のように利用していただければ」と佐藤さん。現在のところ、「二子玉川に関係のある活動をしている」会員あるいはコミュニティーのスペースとして貸し出しをする予定だが、金額などの詳細は未定で「応相談」。
オープン当日のお披露目パーティーには、地域で活動するさまざまな人が集結。活動のプレゼンテーション、ディスクジョッキーによる音楽演奏などのほか、店前ではスイカ割りを行いにぎわった。