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成城で子育て団体見本市「子育てメッセ」―ベビー用品交換や育児相談も

昨年の様子

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 成城学園前駅近くの砧総合支所(世田谷区成城6、TEL 03-5432-3333)で1月31日、「世田谷子育てメッセ」が開かれる。主催は世田谷子育てメッセ実行委員会、世田谷区。

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 今年で13回目を迎える同イベント。区内で子ども・子育ての支援活動を行っている非営利団体が地域に活動を発信し、子育て世帯と交流する機会を通して、みんなで子育てする世田谷をつくることを目的としている。今年は区内で活動する非営利グループ58団体が参加する。

 過去12回の間に、区の主催、区民団体との共同主催など形式を少しずつ変えながら規模を拡大。近年5年は毎年50団体前後が参加し、来場者は約2000人。今回から団体同士でより主体的に企画・運営を行えるよう「実行委員会」形式で開催する。世田谷区が、区内の子ども・子育て活動を行う団体同士のつながりを支援するために推進している「子ども・子育てつなぐプロジェクト」の全ての参加団体が、実行委員会として参画。各参加団体は子育て中の母親らのほか、子育てが一段落した人々など、幅広い世代のメンバーで構成されており、半年間で全5回の会合を開き、メールなどで意見交換をしながら企画を進めた。

 来場者は、乳幼児のいる家庭の親子やプレママ・プレパパ、区内で子育て支援活動を行っている団体、子育て支援活動に関心のある人などを想定する。同所内1階の成城ホールと4階、地下音楽室などが会場となる。

 参加団体は「知る・学ぶ」「元気になる」「親子の集まり」「文化・アート」「ひろば」「そだてる」「相談・支援」の7カテゴリーに分かれブースを出展し、活動紹介や展示、相談などを行う。例年「人気」なのは「絵本とベビー用品の交換会」で、整理券が発行されるほどだという。「来場者への子育て活動団体の情報誌『世田谷子育てつながる本』(B5版・52ページ)の配布も好評」と、同イベントを運営する世田谷区の子ども家庭課子育て支援担当・雀部(ささべ)佑介さん。子育てのヒントになる講演、簡単な工作等のワークショップ、「パパのためのお料理ミニ講座」(要事前申し込み・参加費)などが開かれるミニイベントコーナーも設ける。

 今年のテーマは「みんなで子育て つながる地域」。 団体と子育て家庭との交流とともに、団体同士のつながりを深めることももう1つの柱に据え、一般来場者の退場後に参加団体同士の交流会も予定されている。

 雀部さんは、「国全体が少子化の中で世田谷区は子育て世代の転入が多く、乳幼児数は増加傾向にある。子育てについての具体的な情報が届いていないケースもあるため、こうした広報活動は大切。イベントを通じて仲間やつながりを増やしていただければ」と話す。また、「参加団体同士が交流を深めることで、運営のノウハウが共有されるなど、それぞれの団体の活動がより活発になることも期待している」とも。

 開催時間は10時30分~15時。参加無料。

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