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二子玉川の音楽ホールで東日本大震災チャリティーイベント-収益は陸前高田へ

「オーキッド ミュージックサロン」入り口

「オーキッド ミュージックサロン」入り口

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 二子玉川ライズ バーズモール地下1階にある「オーキッド ミュージックサロン」(世田谷区玉川2、TEL 03-5797-5415)で2月28日、「東北震災支援チャリティーコンサート&バザー」が開催される。

コンサートホール

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 同サロンは2010年12月にオープンした複合芸術施設。クラシック音楽演奏用に設計されたコンサートホール(78平方メートル、最大104席)、2つの練習室(10平方メートル/13平方メートル)と、同敷地の中央に位置するアートギャラリースペースで構成されている。

 同サロンの運営は「サウンド & ミュージック クリエーション」。コンサート、講演会、セミナー、マスタークラスなどの企画・運営のほか、CD・楽譜の制作販売、留学助成・海外ツアーを手掛ける。もともと二子玉川にはなじみがあったという河合由里子社長が、「さまざまな人が音楽を通じて交流し、文化的な貢献ができ、心休まる場所と時間を提供したい」と開設した。

 「東北震災支援チャリティーコンサート&バザー」は2013年以来、今年で3回を数える。主催は「グループ風」と河合さんが理事長を務めるNPO法人「レジーナ・チェーリ芸術振興会」。

 バザーは13時~17時、アートギャラリースペースで開く。出店はハワイアンキルト制作の「Anuenue」、手作り洋裁品の「工房えん」、アートフラワーアクセサリー「シルビーマム」、菓子「ハンナ・ドルチェ」、刺しゅうグッズ「ばらの会」。入場無料。

 コンサートは14時~。出演は、ビオラ奏者の松実健太さんとピアニスト金益研二さん。演目は「愛の挨拶(エルガー)」「白鳥(サン=サーンズ)」「ル・グランタンゴ(ピアソラ)」のほか、金益さんのオリジナル作品など。チケット料金は4,000円。

 バザーの売り上げの20%と、コンサートの実費を差し引いた収益は全て「陸前高田カモメネット」へ寄付する。同団体は東日本大震災の津波で家を流された同市気仙町福伏地区の人々の畑の復興応援活動のために、同4月に立ち上げられた。年間を通じ100種類に及ぶ野菜と花を植えており、収穫された野菜は同地域の仮設住宅へ配られているという。昨年の同イベントでは約16万円を寄付。野菜や花の種苗の購入、機械の維持管理に充てられている。

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