5月3日にオープンした「二子玉川 蔦屋家電」(世田谷区玉川1、TEL 03-5491-8550)の家電コンシェルジュの1人に、地元商店街内のショップ&ギャラリー空間「fringe(フリンジ)」の元店主が就任した。
4月24日に開業した「二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット」内の建物の2フロアに、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が開いた同店。2000坪を超える売り場面積で、「代官山 蔦屋書店」(渋谷区)のノウハウをベースに「Book& Cafeの顔をした家電店」をコンセプトに掲げ、7つのジャンルに分けた売り場で本と家電を展示・販売し、テクノロジーとライフスタイルを提案する。
各ジャンルには「コンシェルジュ」と呼ばれる専任スタッフが常駐し、テクノロジーを取り入れたライフスタイルを提案することが特徴。来店客との会話を通して、一人一人に合わせた商品を提案するほか、イベント企画・開催などで「売り場を動かすプロ集団」(同店)。
同コンシェルジュは「家電コンシェルジュ」(ネットワーキング/APPLE、美容、写真、食)と「BOOKコンシェルジュ」(旅行、デザイン、建築・インテリア、食)で全8人。いずれも多彩なバックグラウンドと経歴を持つ人材がそろう。
そのうちの1人で「美容」を担当する福永麻子さんは、昨年末に閉店した地元・二子玉川商店街のビルの1室にあったショップ&ギャラリー空間「fringe(フリンジ)」の元店主。インテリアスタイリスト、美容室のマネジャーを経て同店を開いた福永さん。「Love, Peace & Smile」をテーマに一貫して「美しいモノ」とともに歩んできた経験を生かし、新天地で美容関連の商品選びやディスプレーなど、売り場づくりを担当する。
二子玉川エリアに在住で、街のタウンガイド番組の案内役を務めたこともある福永さん。「何でもあるけど何か物足りない、と感じていた二子玉川。『今まで見たことのない家電のお店』で、私なりのfringeスピリットの表現をするべく、目下日々挑戦中」と話す。新店では「最新テクノロジーを使いこなしつつ、美しい手紙をしたためることもできる、『内面も美しい女性』」をコンセプトに掲げ、「大人の遊び場、平成の浮世床を目指す」と意気込む。季節に合わせ「お肌や体の『ゆらぎ』に寄り添った」展示や商品構成を展開するという。
美容コーナーでは現在、「母の日フェアー」を開催中。コーナー内各所に「いつも忙しいお母さんへ1日10分の時間をプレゼント」などと書かれたメッセージカードを置き、家電商品と本やビデオを一緒に展示することで「忙しい時間を楽しい時間に変えるきっかけ」づくりを提案する、と福永さん。
営業時間は9時~23時。母の日フェアーは5月10日まで。