二子玉川ライズ(世田谷区玉川2)で3月13日、東日本大震災の復興を応援するチャリティーイベント「二子玉川ライズ 東日本大震災復興応援チャリティ」を開催する。
ガレリアやハナミズキ広場を中心にステージパフォーマンスや花の販売を展開する同イベントは、2012年春から始まり今年で5回目。集まった寄付金は、親を亡くした子どもたちの高校卒業後の進学を支援するための団体「公益財団法人 みちのく未来募金」へ寄付される。
同団体は、仮設住宅を造ることや道路を造ることなど目に見える物理的な支援とは違い、「将来東北に戻ってくる人を育てる」ことを考え活動を続けているという。子どもたちが震災の影響で将来の夢を諦めないことや、東北のために働くことを、進学費用を出資することで応援する。
二子玉川ライズタウンマネージメントチームの篠田なつきさんによると、二子玉川ライズの事業者がたまたま同団体とつながるきっかけがあり、取り組みに共感したことから、同所では募金をすることで支援を行っていくことが決定したという。
同イベントのスタッフは毎年、同所の社員の有志や、ボランティアで地域住民が参加する。同所内に店舗を構える生花店3店舗の全面協力を受け、イベント内で生花をチャリティー販売するほか、花の苗を中心としたチャリティー販売も別で行う。
今回は、同所のグランドオープン初となり、中央広場を利用したイベントも開催する。同チャリティ販売のほか、「東北に興味を持ってもらう」ことを目的に、楽天から現地の人気ショップが出店する東北体験マルシェ、イッツコミュニケーションズはインテリジェントホームを使ったサービス「イッツコム テレビ・プッシュ」の紹介などを通じ、「防災意識を高める」ことを目的に同イベントに協賛しコーナーを展開する。
篠田さんは「グランドオープン後、初めての震災復興支援のイベントであることや、二子玉川ライズに入る企業や団体を巻き込み、二子玉川ライズ一丸となって開催する所も注目してもらえれば」と意気込む。
開催時間は12時~17時。協賛企業コーナーは11時~17時。