二子玉川ライズ ルーフガーデン「原っぱ広場」(世田谷区玉川1)で5月14日と15日の2日間、劇場型イベント「二子玉川ライズ薪能(たきぎのう)」が開催される。
夕方から夜にかけて野外でまきをたいて能や狂言を行う「薪能」は、奈良の興福寺で新暦の5月11日・12日に行われていた「薪御能(たきぎおのう)」という儀式が源流という。
二子玉川ライズ管理担当の細田洋子さんによると、毎年行われる世田谷区玉川台区民センターでの能楽教養講座が満席であることや、玉川高島屋が薪能を屋上で行っていたことを参考にし、地域の中でも注目を集めていると考え今回のイベント開催を決めたという。
ルーフガーデンでの開催に当たり、「夜の屋上を利用することで、上質感や特別感を演出できると判断し、LEEDや地球環境大賞など環境関係の評価をいただく中で、ルーフガーデンの認知度をより高めるのが目的」とも。
舞台は、同会場の奥の多摩川側に設営。当日先着順で無料席を用意する。このほか、「iTSCOM STUDIO & HALL (イッツコム スタジオ&ホール) 二子玉川ライズ」でもスクリーンによるライブ鑑賞会を行う。
細田さんは「多摩川の自然環境を再現したルーフガーデンでの、幻想感あふれる古典芸能ということで、多くの魅力が詰まっていると思う。多くの方にお越しいただいて、それぞれで二子玉川ライズの魅力を発見していただけたら」と来場を呼び掛ける。
17時30分開場、18時開演。入場無料。