二子玉川ライズガレリアとドッグウッドプラザ前で9月10日、福島県産のナシが無料配布される。主催は福島県・JA全農福島。
企画したのは、福島県JRC(青少年赤十字)に加盟し活動している高校生たち。3月の震災後は各校単位で避難所支援などのボランティア活動に取り組んでおり、6月上旬、震災後初めて役員を務める生徒らが集まった。その際、「JRC高校生みんなで一致協力してできることはないか」と発案があり、その後さまざまなアイデアが検討された。中でも福島県産の農畜産物の風評被害に対する関心が高く、売り上げの減少や価格下落に心を痛めている高校生が多かったことから、福島県産農畜産物のPRを手伝いたいと、福島県とJA全農福島に申し出、今回のPR活動が実現した。
参加する18校60人の高校生は9日にバスで福島を出発し東京へ向かい、東京の赤十字本社での研修や、10日早朝に東京都大田市場でのせり市場見学や試食PRなどを行った後、二子玉川に移動。駅前のライズガレリアとドッグウッドプラザ前で、福島県産のナシを配布しながら、自作のメッセージカードやパンフレットを使ったPRを行う。
会場を提供した二子玉川ライズの担当者は「高校生たちは一人でも多くの消費者の方の声に耳を傾け、その応援メッセージを福島に持ち帰る準備をしている。ぜひお立ち寄りいただければ」と話す。
用意するナシは1000人分。会場では東日本大震災の日本赤十字社の募金活動も行う。開催は11時~12時(ナシは無くなり次第配布終了)。