二子玉川第二地区第一種市街地再開発事業(II-a街区)の起工式が1月13日、行われた。
総事業費約392億円、建築敷地面積2万8083平方メートル、延べ床面積約15万6400平方メートル。同事業で建築する建物で最も高いものは約137メートルとなり、「二子玉川ライズタワー&レジデンス タワーイースト(約150メートル)」に次ぐ高さとなる。低層棟には、店舗、シネマコンプレックスなどを配置するほか屋上緑化も行う。高層棟には、オフィスやレストランや宴会場を備えたホテルを設ける。
式典では、事業関係者により工事の安全を祈念した神事を執り行った後、起工祝賀会が行われた。祝賀会では、「二子玉川の東と西が一体となって東京の西の玄関口として発展してほしい」(保坂展人世田谷区長、板垣副区長代読)、「東急電鉄が培った街づくりのノウハウ全てを注ぎ込みたい」(野本弘文東京急行電鉄社長)、「再開発事業全体をジグソーパズルにたとえると、II-a街区は最後の1ピース。最後の1ピースが埋まる3年半後の完成を楽しみにしている」(コンラン&パートナーズ Richard Doone マネジングディレクター)などがあいさつした。最後に同組合川邉理事長が工事の安全な進行と完成を祈念してだるまの片目を塗りつぶし、列席者全員による「三本締め」で式典を締めくくった。
竣工は2015年6月を予定。