用賀商店街で3月3日、防災訓練が実施され、同商店街の広報部長を務めるマスコットキャラクター「よっきー」が、「孫を心配して下界してきた」よっきー爺(じい)と共に参加した。
「孫をよろしく頼みます」「お任せください」とあいさつを交わす「よっきー爺」と「キュータ」
同商店街振興組合は1988(昭和63)年に発足し、現在約260店の会員登録がある。2月1日に東京消防庁玉川消防署(中町3)と締結した「地域の防火安全体制強化の推進に関する協定」に基づき、3月1日から7日までの「春の火災予防運動」と連携した防災訓練と一般向けPRイベントを同署と共催した。
会場となった用賀駅北口広場には、消火器の取り扱いや三角布を使用した応急手当の訓練体験コーナー、住宅用火災警報器設置などの相談コーナー、東日本大震災での消防団の活動展示コーナーを設けた。
当日は、「用賀の地に人間が住み始める前から同地域のために力を尽くした」先代のよっきー爺が登場し、消火器を操作する「よっきー」を心配そうに見守った。「引退して天上生活をしていたが、孫を助けるために今年1月から現役復帰した」という。同広場には東京消防庁のマスコット「キュータ」も登場し、マスコット3体との記念撮影を求め人だかりができた。
そのほか、子ども用防火衣の着装体験や写真撮影用の消防車の顔出しパネルを用意したほか、用賀消防出張所(玉川台1)から消防車も駆け付けた。