日比谷花壇(港区)は、家事代行業を全国展開するベンリーコーポレーション(愛知県清須市)とフランチャイズ契約を結び、6月1日、用賀に「ベンリー 日比谷花壇用賀店」(世田谷区玉川台1、TEL 03-3700-9250)をオープンした。
全国で約180店舗のフラワーショップを展開し、ウエディング、花育、屋内緑化、葬儀サービスなど花関連のさまざまな事業を手掛けてきた同社。高齢者世帯、共働き世帯の増加を背景に「これまで培ってきたホスピタリティーの精神をもとに家事代行業に新規参入することにした」(同社広報室)という。ベンリーコーポレーションと提携することで、家事代行業に必要な顧客の施設・設備の維持や管理技術などの新たなノウハウを共有する。
同店のサービス内容は、エアコンクリーニング、ハウスクリーニング、家具の移動や修理に加え、観葉植物や花鉢の生育相談、病害虫メンテナンス、ガーデンやベランダの植物の世話、草刈り、枝切り、掃除など。サービススタッフは全て同社社員。
サービスの提供エリアは用賀、深沢、玉川台、瀬田、桜新町を中心とした「世田谷区南部エリア」で、もともと同社の商品を最も多く届けている地域。同事業への新規参入は同社の「商品のアフターフォロー」が目的の一つでもあったため、同エリアへの1号店の出店を決めたという。
同事業を担当する生活支援事業開発室の上野宏記室長は、「お客さまの家庭の中に入って行くサービスなので、安心を感じてもらうことが大切。さまざまな形で人と人のつながりや絆をサポートし、今後の事業展開につなげたい」と意気込みを話す。
営業時間は10時~18時。日曜定休。先着100人限定の「オープン記念特価」も用意する。