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エイ出版社・GE賞大賞作「裏閻魔」完結編を発売-コミカライズも決定

「裏閻魔3」書店での販売の様子(TSUTAYA三軒茶屋店)

「裏閻魔3」書店での販売の様子(TSUTAYA三軒茶屋店)

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 エイ出版社(世田谷区玉川台2、TEL 03-3708-1781)は6月29日、同社が中心となり世界4カ国の出版社と共催する「ゴールデン・エレファント(GE)賞」の第1回大賞受賞作の完結編「裏閻魔3」を発売した。

さまざまな手製POPを掲出し販売される「裏閻魔」(ブックポート203鶴見店)

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 同賞は日本人作家に世界での活躍のチャンスを提供することを狙いに、2009年に新設。「国際的に通用するエンターテインメント小説」の未発表作品を1つの「コンテンツ」として捉え、映像、コミックなどへの多角的な展開を目指すのも特徴。同賞の第1回(2010年度)大賞受賞作で、米国でコミック化された「裏閻魔」シリーズは、国内でも月刊「コミックゼノン」(徳間書店)で8月25日号より「裏閻魔外伝」として掲載されることが決定した。

 今回発売された「裏閻魔3」は、同シリーズ3部作の完結編にあたる。150を超える全応募作品の中から選ばれた同作の著者は秋田県在住の中村ふみさん(51)。夫の転勤に伴い主婦業と育児をこなす生活の中で20年以上コツコツと書き続けてきたという。

 受賞後の昨年3月4日に日本、米国、中国、韓国で同時出版された同作は、幕末の20歳の長州藩士が刺青師によって不老不死の力を得る設定。主人公など「美青年」が登場することや「不老不死」の主人公と思いを寄せ合う女性の苦悩など、歴史的な要素に加え芸術や恋愛を含む内容から「30代女性に読者が多い」(同社販売部)。完結編の舞台は1957(昭和32)年の高度経済成長期の日本へと移る。

 国内発行部数が12万部に上る同シリーズは、サイト上で公表されたイメージソングやプロモーション動画をきっかけに、各書店で店員によって自作POPや登場人物のイラスト入り相関図フリップ、主人公の等身大ボード、販促用DVDの店頭上映ディスプレーなどが設置されたという。販売の場での「活字」にとどまらない自発的な広がりを受け、同社は8月に販売店を対象とした「ディスプレーコンテスト」も開く予定。

 同賞の日本選考委員も務める同社の根本健専務は、同作について「生と死のコントラストに生命の価値を感じる」と話す。「生きる勇気と愛と癒やしもある。大人向けのエンターテインメント作品」とも。

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