桜新町駅前の酒販店「桑名屋酒店」(世田谷区新町1、TEL 03-3420-7624)が7月5日、リニューアルオープンした。
同店は1956(昭和31)年に桑名屋として商店を開業し、以来桜新町で経営を営んできた。現在のオーナーは3代目。これまでは、酒類だけでなく嗜好(しこう)品なども販売し、コンビニエンスストアがない初代のころには24時間営業するほど、地元の人たちの交流の場として親しまれてきた。
リニューアルに伴い、店舗はこれまでの1階から地下1階に移動し、立ち飲みもできるカウンターも新設した。店内にはワイン、スパークリングワイン、外国ビール、日本酒のほか、蔵元が薦めるおつまみなども取りそろえる。さらに、2000本を収納できるワインセラーを完備し立ち飲みができるカウンターも新設した。店舗を地下1階に移したことで、ターゲットを絞った店づくりをしたいと考え、商品も酒類と肴(さかな)のみにした。
店のモットーは「お酒の味とお客さまの好みを結びつけるお店づくり」というオーナーの植松夫妻。「時間の経過とともに変化していく酒との出合いはまさに一期一会。一度違う、と思ってもさまざまな利用法にチャレンジしてほしい。わからないことがあればぜひ聞きに来てほしい」と妻の香苗さん。
同日からオープニングセールを実施。「フランソア ラマルシュ ヴォーヌ ロマネ2008」(限定60本)など3銘柄のワインを特別価格で販売。7日までの17時から、1日3社のインポーターによる無料試飲会を行う。