世田谷・野川で「夏休み川遊び会」-小学生対象に水生動物観察など

過去の川遊び会の様子

過去の川遊び会の様子

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 ボランティア団体「せたがや野川の会」が7月22日、小学生とその保護者を対象としたイベント「夏休み・野川で川遊び」を開催する。

捕獲した水生動物を観察ケースに入れて調査

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 世田谷トラストまちづくり(世田谷区北沢2)が主催した「「野川ボランティア講座」の受講者を中心に結成された同会。野川は国分寺市東恋ヶ窪から始まり世田谷区玉川で多摩川に合流する延長20キロメートル、流域面積69平方キロメートルの一級河川で、都内23区唯一の湧き水を源とする川であることから、豊かな自然環境と水生動植物に恵まれている。同会は同川を保全し、流域の歴史的文化遺産などを守り、次の世代に引き継ぐ活動を目的として活動している。会員数は現在35人ほどで60代以上が中心。

 今回開催する「野川で遊ぼう~夏休み・野川で川遊び」は、同会が年に5回開催する「野川せせらぎ教室」の一つ。同教室では魚やヤゴ、水辺の植物や草むらにすむ昆虫などの観察を通じて、子どもたちに川で遊ぶ楽しさや野川の自然の豊かさを伝える。

 夏休みに開く同教室は毎年多くの応募があるため抽選制で、15組の小学生とその保護者を対象に開く。同会のスタッフ20人ほどと一緒に深さ50センチ以下の場所で水に慣れた後、捕獲した水生動植物を観察ケースに入れ専門スタッフが解説する。捕獲した生き物は説明後再び川へ戻すが、毎年平均して20種近く(ドジョウ、アユ、銀ブナ、ザリガニ、ヤゴなど)になるという。

 「小学生でも昆虫図鑑を丸暗記している参加者がいて気が抜けない」と同会スタッフの松宮丞二さん。「自分たちが幼いころにした楽しい川遊びを今の親子たちへ伝えたい。一緒に遊びましょう」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は9時30分~11時30分。雨天中止。参加費1人100円。申込は10日まで。申込方法はホームページで確認できる。

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