二子玉川商店街の「鮎ラーメン」（世田谷区玉川3）は現在、毎年恒例の夏季限定「鮎涼ラーメン」を提供している。従来の土曜・日曜・祝日の営業に加え、平日も営業する。

店舗の前にて斎藤敬店長

　2002年に開業して以来、岐阜より取り寄せたアユを丸ごと１尾使った「鮎ラーメン」を提供している同店。アユ漁解禁の時期にだけ提供する「鮎涼ラーメン」は、ランチ限定メニュー。アユの一夜干しをのせた特製麺を、竹の器に入ったアユの煮こごりのつけだれを付けて食べる。アユだけを使った「特製フレークふりかけ」をのせたご飯は、アユ節で仕上げたアユだしで冷製茶漬けにもなるほか、「ご飯にかけてもおいしい」という花茶が付く。

　アユをだしにも具にも使った「鮎涼ラーメン」は口コミで人気を呼び、現在では夏の風物詩として遠方からもリピーターが訪れるほどに。「知り合いに連れて来られて、スープまで飲み干して帰られた方もいる。あっさりとしているので、ラーメンに苦手意識のある方にもぜひ食べてほしい」と話す店長の斎藤敬さん。「季節感を体感するなど、外食すること自体を楽しむきっかけの一つにしていただけたら」とも。

　価格は1,000円。9月下旬までランチタイム（11時半～14時）に提供する。無くなり次第終了。営業時間は、11時半～14時、18時～翌1時。