玉川高島屋S・C(世田谷区玉川3、TEL 03-3709-2222)で7月25日から8月19日、企画展「2012たまがわ宇宙展~“きぼう”の星をさがしてみよう~」が開催される。
同イベント開催直前の15日(日本時間11時40分)に独立行政法人「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」宇宙飛行士の星出彰彦さん(43)ら日米露の3飛行士が搭乗するロシアの宇宙船「ソユーズ」が、21日に日本の無人宇宙船「こうのとり」が相次いで宇宙へ飛び立つ。5月に本州で129年ぶりに金環日食が観測されるなど、天体ショーに恵まれた今年、同展では「子どもから大人まで宇宙を体感できる」という。
会場は西館1階アレーナホール。バーチャルプラネタリウム「星空への誘い」をはじめ、太陽系を中心とした基礎知識の科学コーナーなどを展開する「宇宙への憧れ」、JAXA提供の「ロケット発射音体験映像」など宇宙に関する映像の上映「体験スペースシアター」、日本の宇宙開発事業を紹介する「日本の宇宙開発」、歴代の日本人宇宙飛行士の活躍を紹介する「宇宙飛行士」などのゾーンを展開。太陽系スタンプラリーや手作り望遠鏡や星座早見表などの天文工作教室「宇宙を身近に感じる」や、ロケットの模型から天体観測用品までを販売する「グッズショップ」を合わせ、計7ゾーンで宇宙を体感する仕組み。
「宇宙飛行士」ゾーンでは、二子玉川小学校出身の星出彰彦さんの特別インタビュー映像を上映し、参加した子どもたちはオリジナルメッセージを受け取ることができるという。
イベント期間中の27日~29日の3日間19時30分~21時には、本館屋上「フォレストガーデン」で小・中学生を対象とした「たまがわスターウォッチング」を開催。「星空案内人」役を務めるNPO法人「三鷹ネットワーク大学推進機構」(三鷹市)の唐崎健嗣さんらを講師に招き、夏の星座や惑星、月などを観察する。天候や条件が合えば、星出彰彦さんらが宇宙船搭乗後11月までの4カ月間滞在する「国際宇宙ステーション(ISS)」や、星出彰彦さんが前回2008年の搭乗の際設置した「きぼう」日本実験棟を目にすることができるという。ISSはサッカー場ほどの広さで高度約400キロ上空の軌道を回っている。
開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。入場料は一般600円、小学生以下400円(3歳未満は無料)。「たまがわスターウォッチング」は参加無料。応募多数の場合は抽選(定員30人)。申し込み受け付けは15日10時まで。詳細は同S・Cのホームページへ。