都立世田谷総合高校(世田谷区岡本2、TEL 03-3700-4771)は9月15日・16日、文化祭「第5回翠風祭」を開催する。
2008年に玉川高校と砧工業高校が合併して新設された同校。同年度入学生を第1期生とし、6系列約100以上の選択科目で生徒の主体的な学習を重視する「総合学科」制度を採用している。旧砧工業高校跡地に新校舎など各施設を増改築し、現在男女約700人の生徒が学んでいる。
「学校行事は生徒主体が当校の特色」と話す同校の濱田准一副校長。今年で5回目となる同祭も1期生がゼロからつくり上げて来た。今年は2年生の修学旅行先である長崎県をテーマの中心に据え、校内の中心通路である「コミュニケーションストリート」に長崎名物「豚の角煮まん」の屋台を出店し、同地の「龍踊り」を手製の「龍」で披露する(各日10時~10時30分、12時30分~13時)。
校内各所では、各学年全18クラスのブースに加え、男子サッカー部による「Water Boys」のダンス公演(校内プール、15日=13時50分~14時20分、16日=14時~14時30分)や第52回東京都高等学校吹奏楽コンクールで金賞を受賞した吹奏楽部によるコンサートなど、全56の団体が催しを展開する。
同校には、前身となった2校の校旗、制服など記念の品々を展示している「メモリアルルーム」があり、これまでにも時折当時を懐かしむ卒業生の来校を受け付けてきた。通常、見学は平日の開校時間のみの受け付けだが、同祭の開催中は見学できるという。
濱田副校長は「地域の方々には普段から実習やイベントなどの交流で生徒を育ててもらっている」と話し、卒業生や近隣住民の同祭への来場を歓迎する。
開催時間は10時~15時(受け付けは14時30分まで)。メモリアルルーム見学には同校事務室への申し込みが必要。