寺田倉庫(品川区)は11月1日、同社初となる全室レンタルワインセラーでワイン保管専用の「テラダトランクルーム二子玉川」(世田谷区玉川1)を新設し営業を始めた。
同店は4 階建ての戸建てで、同社ロゴをイメージした「明るくスタイリッシュなデザイン」の外観に仕上げた。2階・3階部分にロッカータイプのセラー188 室、ウオークインタイプのセラー6 室、計194 室を備え、2 万本以上のワインを収蔵できる。セラー内部は温度14℃(±1℃)、湿度70%(±10%)に保ち、常に「ワインの保管に最適な環境」を維持している。駐車スペースは敷地内に約3台分を確保。利用者は所持するセキュリティーカードで出入りし、24 時間自由に利用できる。建物の1階と地下は貸店舗で、現在「ワインに関連したテナントを募集している」という。
レンタル料金は、ロッカータイプ「SS」(月額4,200円、幅67.5センチ、奥行き40.8センチ、高さ81センチ)、「M」(月額9,450円、幅67.5、奥行き82.8、高さ81)、「L」(月額1万2,600円、幅87.5、奥行き82.8、高さ81)、ウオークインタイプ(月額2万8,350円~)など用途に合わせた幅広いラインナップを用意する。
「二子玉川は当社のワインセラー事業展開のキックオフ」と企画広報担当の寺野沙世さん。営業開始から2週間で、すでに約30の入庫があるという。来春には品川や世田谷区内への展開を予定している。「ワインは生き物。保管だけでなく保存のための理想的な環境に預けていただくことでさらに価値を高めてほしい」とも。