都立砧公園(世田谷区砧公園1)ファミリーパーク内の「一番気が早い梅」として知られる白梅が1月21日、開花した。
同園内には公園東側に約50本、ファミリーパーク内に約15本の梅林があり、毎年2月から3月にかけては、さまざまな種類の梅の開花を楽しむ人々でにぎわう。
「この付近で毎年一番早く開花する」と写真愛好家などによく知られる、ファミリーパーク内の梅林から少し離れた場所にある一本の白梅。今年は今月21日、同園サービスセンターのスタッフが開花を観測した。同センターによると「一昨年は1月7日、昨年は25日に開花した。早い年には12月中に開花することもある」という。「今年は平均的な時期の開花。1月初めに蕾(つぼみ)がほころび始めていたが、14日の大雪で開花が遅れた」とも。27日現在、この梅の開花は全体の1割程度。寄り添うように隣に立つもう一本の梅や公園内の他の梅はまだ開花していない。
同センター敷地内にある「インフォメーションボード」には園内のさまざまな情報が掲示されており、これから春まで梅や桜などの開花情報をいち早く知ることができる。同掲示板では現在、園内芝生広場の北東側にある「ロウバイ」の開花についても知らせている。ロウバイは甘い香りを漂わせており、今週にも見頃を迎えると見られる。