玉川高島屋S・C南館裏にある南欧食材ショップ＆カフェ「スパダリ(SPADARI)」（世田谷区玉川3、TEL 03-3707-7071）が現在、マラソン大会の完走証を提示したランナーへドリンク無料サービスなどの応援プランを行っている。

バルサミコ各種の試食

　昨年10月20日にオープンした同店は、ギリシャ、イタリア、スペインのオリーブオイルやバルサミコ（酢）などの食材を中心に輸入販売・製造を行う「ヴィボン」（渋谷区）のアンテナショップ。同社は「日本のJAS法より厳密なルールに基づく純度の高い国際規格を満たした商品を適正な価格で提供する」ため生産者と独占契約を結び、発注ごとの品質データを管理しながら「常に最高品質の商品をお届けする体制」（酒井伸太郎代表）を整えているという。

　店舗面積は約13坪で、エントランス付近に同社が扱う商品を並べる。国内の販売規格では標示表示が求められていないオリーブの果実種名、製造社名や生産地情報などを提示した「SPADARI REPORT」を掲示。同店スタッフが各商品の説明を行い、ほぼ全商品の試食もできる。

　店舗奥はカウンター6席と4人掛けのテーブル2卓を用意したカフェスペース。同店マネジャーの酒井千生さんは「オリーブオイル、バルサミコなど当社が輸入する南ヨーロッパのこだわり食材をいかにおいしく食するかを追求することがコンセプト」と話し、「6年熟成のバルサミコで味わうハヤシライス」（1,000円）や「イタリア伝統の味わいがある生ハムとサラミ盛り合わせ」（1,500円～）のほか、シチリア産豆を使ったコーヒー（400円～）やバルサミコドリンク（600円～）などを提供する。

　「昔からオリーブオイルは防寒や雨よけとして体にすり込むなどして使われた習慣があった」と酒井さん。体内へ摂取すると血液循環の向上に役立つとされることからも「健康美の象徴ともいえる市民ランナーへのサポート」として応援プランを企画したという。半年以内に開催されたマラソン大会の完走証の提示で、ワインかソフトドリンク1杯を無料で提供するほか、店内商品を10％引で販売する。「今月29日に多摩川河川敷で開催される親子ランイベント後には、親子でお立ち寄りください」とも。

　営業時間は12時～21時30分（カフェのラストオーダーは30分前）。水曜定休。ランナー応援サービスは9月末まで。