都立砧公園(世田谷区砧1)を主な活動拠点とする、小学生対象の運動クラブ「レインボー アスレチック クラブ」が6月12日、夏休みに開催するイベントへの参加募集を始めた。
昨年4月に設立された同クラブは、「生まれも育ちも上野毛」で2人の子どもの母親でもある同クラブマネジャー・黒木公美さんの「世田谷の子どもたちが屋外で楽しく思い切り体を動かす場と、大人になっても楽しく体を続けて行くきっかけを作りたい」という呼び掛けに、順天堂大学スポーツ健康科学部卒で元中学校教員、現在はフリーランスでトライアスロンやランニング指導者として活躍する大西勇輝コーチが応じ始動した。
週1回、主に同公園内ファミリーパークで持久力、筋力、調整力、柔軟性など、運動能力全般の向上を目指しスポーツに限らずレクリエーションやトレーニングなどのメニューを取り入れて行う。現在は主に二子玉川エリアの小学生25人の登録があり、1クラス約20人の定員に対し大西さんら2~3人のスタッフが指導に当たる。大西コーチは「記録よりも気持ちを大切にしたい」と言い、黒木さんも「もともと、運動が好きじゃないと思い込んでいた子が、いろいろな運動を経験することで『自分はこれが好き、楽しい』と思える種目に出合ってもらえたら」と話す。
今回募集するのは夏休みの特別イベント。登録メンバーでなくても一般の参加が可能。企画は「海あそび in 葉山 アウトリガーカヌー&ビーチアクティビティ」(7月31日)、「オーバーナイトハイク in 高尾 オーバーナイトハイク~高尾山から景信山へ」(8月6日~7日)、「サマーキャンプ in 厚木・七沢 まき割り、川遊び、カヌー、野外調理と盛りだくさんのアウトドア体験!」(8月28日~29日)の3つ。海、山、川、湖に日中、夜、日の出とお泊まりと「いろいろな体験をしてほしい」(黒木さん)と多彩な企画を用意した。
「お肌の手入れより筋トレの方が好き」と話す黒木さん。2010年に次男が小学校に入学したのを機にランニングを開始後、昨年にはフルマラソンの「つくばマラソン」で3時間51分28秒を記録。そこで自身が感じた喜びを、屋内でゲームに興じる子どもたちにも伝えるために「一人の大人として親として、私にもできることが何かあるはず」と思い立ち、同クラブためにも「全力疾走」する。「自然の中で走ったり笑ったりして、楽しかったな、幸せだったなと、心の一番奥底、大切な原体験として残ってほしいという思いで活動している」と話し、「今回の夏の3つの企画も、子どもたちの一生の思い出になるようにと企画した。当日は手を出しすぎず(笑)、過ごしてきたい」と明かす。
申込締め切り日や参加費は各回異なる。詳細や申し込み方法はホームページで確認できる。