玉川高島屋S・C本館隣に現在、来年3月開業予定の商業施設「アイビーズプレイス(仮称)」(世田谷区玉川4)の建設が進んでいる。
今年4月まで立体駐車場だった同所は、敷地面積約205坪で玉川通り沿いにあり、周辺には同S・Cのほか「マロニエコート」「ケヤキコート」「花みず木コート」「柳小路」などの商業施設が点在する。いずれも高島屋子会社の不動産賃貸会社「東神開発」(本社=玉川3)が開発・管理・運営している。
1969(昭和44)年、当時「畑と野原が広がる」同エリアの将来性に期待し、国内初の郊外型ショッピングセンターとして同S・Cの開業を手掛けた同社。幹線道路や高速道路が集中する交通の要にあり、上野毛、田園調布、成城学園など、全国的に有名な高級住宅地を第1次商圏に擁す二子玉川の商圏人口について、東急田園都市線沿いに川崎市高津区や横浜市青葉区などを含め約170万人と分析しており、2011年3月にオープンした二子玉川ライズなど二子玉川東地区市街地再開発事業に伴い、駅を起点とした西側エリアの環境および施設の大規模なリニューアルなど、同S・Cを核とするまちづくり構想を進めている。
新商業施設「アイビーズプレイス(仮称)」は、地上3階・地下1階建ての鉄骨造りで、建築面積は約135坪。設計と施工は東急建設。全店舗面積は約250坪でテナントには「飲食店」(営業時間8時~22時)、「物販・サービス店」(同10時~21時)が予定されている。同社玉川事業部によると、オープンは来年3月中旬を予定。