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「小田急電鉄喜多見発電所」が稼働-世田谷区内最大規模の太陽光発電事業に

太陽光電池パネルが設置された建物屋上

太陽光電池パネルが設置された建物屋上

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 小田急電鉄(新宿区)は2月28日、「小田急電鉄喜多見発電所」(世田谷区喜多見9)を稼働、太陽光発電事業を開始した。

小田急電鉄喜多見発電所 配置平面図

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 同社は、国内の環境、資源・エネルギー情勢を踏まえ、再生可能エネルギーである太陽光を利用した発電事業に取り組むことにより、今後の電力需要に対応するとともにCO2排出量を抑制し環境負荷低減にも貢献していくことを昨年3月末に発表。同9月に喜多見電車基地内と周辺施設を利用した太陽電池パネルの設置工事を開始しており、今年2月に完了した。

 同電車基地内の喜多見検車区・総合事務所屋上、研修センター屋根上などの未利用スペース約8400平方メートルの敷地に太陽電池パネル計2588枚を設置。発電能力は合計600キロワット、総発電容量は629キロワット、年間発電量は約57万9000キロワット時で一般家庭の約160世帯分の年間電力供給量に相当する。

 発電した電気は「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」による再生可能エネルギー固定価格買い取り制度を活用して、東京電力に売電する予定。年間買電額は約2,316万円を見込む。同設備による年間CO2排出削減量は約269トン。

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