世田谷通り近くの東光山妙法寺(世田谷区大蔵5、TEL 03-3417-8080)内のしだれ桜が満開を迎え、夜間にはライトアップされたあでやかな桜の姿を楽しむことができる。
同寺の名物「回る大仏」。世田谷通りから「交通安全運動実施中」のたすき掛け姿も。
同寺は高さ8メートル、重さ8トン、銅製の大仏像でも知られる。世田谷通りからもよく見える同像は、台座が自動で一回転する仕組み。朝9時から夕方5時までは本堂方向の南向き、夕方5時から翌朝9時までは世田谷通りの方向を向き、全方位の「交通安全や世界平和を祈念している」という。今年も4月6日から始まる「春の全国交通安全運動」に合わせ、たすきを掛けてアピールする。
同寺の庭園内にはさまざまな種類の桜があり、中でも中央に植わる樹齢約70年のしだれ桜は毎年見頃を迎えると夜間に周辺がライトアップされることから、近隣だけでなく遠方からたくさんの花見客が詰め掛ける。今年は27日に始まり、期間中は同桜の正面に位置する同寺内の座敷が開放されるため、天候に左右されることなく同桜のあでやかな姿を鑑賞することができる。
桜の時期だけの「桜葉もち」も境内特設ブースで今年も販売中。伊豆松崎町特産の桜の葉で道明寺粉を使った餅が包まれており、毎年花見と一緒に買い求めることを楽しみに来寺する人が多いという。
ライトアップの時間は18時~21時。期間は開花の状況にもよるが3日ごろまでを予定。