玉川高島屋S・C(世田谷区玉川3)の西館1階アレーナホールで7月26日から、「たまがわ昆虫展~いきものに学ぶ不思議な世界~」が始まる。
「昆虫食」など近年何かと注目を集める昆虫にスポットを当て、生体やメカニズムなどさまざまな角度から昆虫を紹介する同展。会場では「昆虫の森」「昆虫の生体展示」「3D昆虫シアター」「巨大カマキリロボット」「昆虫観察」「昆虫ロボット」「ワークショップ」の7つのゾーンで魅力に迫る。昆虫の能力などを応用したハイテク昆虫ロボットも一堂に集める。
「昆虫の生体展示」ゾーンには、定番のカブトムシから「世界3大奇虫」の一つと言われる「ウデムシ」などの珍しい昆虫まで、約50種類を展示。「ダイオウヒラタクワガタ」、「ニジイロクワガタ」、「マンディブラリスフタマタクワガタ」などのクワガタ類や、「コーカサスオオカブト」、「ヘラクレスオオカブト」、「ネプチューンオオカブト」などのカブトムシ類、サソリ界の王様と呼ばれる「ダイオウサソリ」、大型の毒グモ「タランチュラ」、花に擬態した「ハナカマキリ」など「美しい虫」も。
「昆虫ロボット」ゾーンでは、災害時や医療の現場での活躍が期待される技術を応用した昆虫ロボット8体を展示。水陸両方で移動できる「アメンボロボット」(制作=中央大学)や、アリの足の「付着原理」を応用し、壁面や天井面の歩行が可能な「アリロボット」(同=工学院大学)、ハチの「障害物回避機能」を応用して、状態に応じて減速や回転行動で瞬時に障害物などを回避するロボットカー「BR23C」(同=日産自動車)などを並べる。ほかに、全長約6メートルの「巨大カマキリロボット」の展示も。
「ワークショップ」ゾーンでは、「切り絵で昆虫を作ろう!」、「スチロールで飛ぶチョウを作ろう!」、「厚紙ではねるコメツキムシを作ろう!」などのワークショップを日替わりで開催するほか、昆虫ロボットの操作実演も。同S・C本館グランパティオでは7月26日、27日、29日、「たまがわ昆虫展スペシャルトークショー」を開催する。
開催時間は10時~20時。(最終日は18時まで。最終入場は閉場の30分前まで)。入場料は大人=600円、小人=400円(3歳~小学生)、3歳未満無料。8月20日まで。