1月2日に初売りを迎えた「二子玉川ライズS.C.」(世田谷区玉川2、TEL 03-3709-9109)の当日の来館者数が9万7000人を記録したことが分かった。
2011年3月に開業した同S.C.は、今年が4回目の初売り。「タウンフロント」「リバーフロント」「ステーションマーケット」の3館合わせて159店舗から成る大型商業施設で、今年も2日に営業を開始。初日は全77店が約4800個の福袋を用意し、324円から2万円を中心とした価格帯で販売した。同日から各店で10~70%引き(店舗により異なる)となる「RISE SALE」第1弾も展開している(14日まで、第2弾は15日~)。
初日の総入館者数は9万7000人で昨年の約4%増、総売り上げは3%増。同S.C.マネジメントオフィスは「堅実な消費を背景として、生活雑貨や服飾雑貨などの日常使いの商品を収集した福袋に人気があり、販売も好調だった」と明かした。昨年までは開館前までに約5000人の待ち列があり、入館まで30分の待ち時間が生じたが、今年は「早期にご入館いただけるように」フロアごとに入り口を分散し、待ち列解消を図ったことで昨年よりも待ち列が減少した。
同S.C.隣西側に位置する「FUTAKOTAMAGAWA rise Dogwood Plaza」(41店舗)でも2日から初売りを行い、14日までセールを展開する。運営会社のナトー・コーポレーションによると、初日の総入館者数は約5万7000人で昨年対比約11.5%増、総売り上げは33.5%増。「認知度と期待感が上がった。キーテナントのユニクロ、ロフトによる年末年始の大々的な広告の波及効果が館内の各店舗へ広がった」と同社営業担当の梅原さん。
駅前通り向かいの「玉川高島屋S・C」(玉川3)も2日より初売りを行い、今年も専門店と「玉川タカシマヤ」各店で福袋を用意。価格帯は1,000円~100万円。福袋を求める待ち列は5時30分ごろから見られた。同施設を運営する東神開発の玉川事業部宣伝グループによると、2日・3日を合わせた総入館者数は昨年比3%増。福袋については、毎年人気という「茅乃舎」や「MARKS&WEB」など、新たに整理券配布を始めた店舗も早い段階で完売するなど「好調な店舗が多く見られた」と明かし、例年と比較すると「福袋の内容も吟味され、よりお得感のある福袋をお求めになる傾向が見受けられた」と話す。