祖師ケ谷大蔵商店街にある「ギャラリーカフェ ジョルジュ」(世田谷区祖師谷3、TEL 03-6411-4333)で10月20日から、「ポルトガル祭り」が開かれる。
同店オーナーの森真弓さんが、ポルトガルワインのおいしさに感動し、ポルトガルの港町リスボンの大衆歌である「ファド」歌手の浅井雅子さんと知り合ったことが開催のきっかけ。これまでに過去2回ライブを開き、ポルトガルワインや料理を提供してきた。
3回目となる今回は期間を拡大。期間中は店内にポルトガルの首都リスボンの写真を展示し、ポルトガルの雰囲気を演出する。ランチでポルトガル料理を提供するほか、25日に「ポルトガル料理教室」、23日・30日に初心者向け「ファドレッスン」、24日に「ファドライブ」を開く。
同料理教室は、過去4回リスボンに滞在してポルトガル家庭料理を研究してきた料理家の柴田奈都実さんを講師に迎える。メニューは「鱈(たら)とマッシュポテトのオーブン焼き」「鶏もつのピリ辛煮」「柿とキノコのサラダ」など。デモンストレーションをしながら講習し、その後参加者とランチで食卓を囲む。ポルトガル特有の「緑のワイン」(ヴィーニョ・ヴェルデ)1杯、デザート、バケット付きで、参加費は5,500円(講習代・試食費込み)。開催時間は11時~12時30分。要事前予約。「緑のワイン」はポルトガルの緑豊かな地域でとれるワインで、爽やかな酸味と微発砲が特徴という。
森さんは「ポルトガル料理は簡単、ヘルシーで日本人の口にとても合う。ぜひこれからの食卓の一品に加えてほしい。当日は出来上がった料理を囲み、『緑のワイン』を傾けながら柴田さんからポルトガルの話もお聞きできる」と話す。
「初めてのファドレッスン」は、同店でライブも開くファド歌手の浅井雅子さんが担当。初心者でも楽しめるようテキストを用意し、ポルトガル語のファドをレッスンする。
「ファドライブ」の「ポルトガルの家 VOL.3」は10月24日18時~。予約制。出演は浅井雅子さん(ファド歌手)、吉川まゆみさん(ピアノ)、柴内貴彦さん(ポルトガルギター)。ユネスコ無形文化遺産にも認定されている港町リスボンの大衆音楽「ファド」は、サウダーデ(郷愁)を引き出す歌として古くから知られているが、浅井さんは「従来の暗いイメージとは打って変わったラテンなファディスタで、陽気な曲も多い」と話し、「観客も参加して歌えるような楽しいライブにしたい」と意気込む。
営業時間は11時30分~17時(ファドライブの日は21時30分)。今月30日まで(26日・29日は休み)。