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世田谷・中町で「世代循環型街づくり」 モデルルームやコンセプト体感の仕掛けも

「世田谷中町プロジェクト」イメージパース

「世田谷中町プロジェクト」イメージパース

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 世田谷区中町3丁目に4月上旬、分譲マンションとシニア住宅の複合開発を行う「世田谷中町プロジェクト」のモデルルームやコンセプトを体感することができる「世田谷中町サロン」がオープンする。

モデルルームの様子

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 同プロジェクトは、世田谷区中町5丁目のNTT東日本の社宅があった場所を東急不動産がNTT東日本と定期借地権設定契約を締結し、昨年春に約1万坪の敷地内に残されていた建物を解体後、「地域包括ケアの拠点として、子育て期から高齢期までの多世代が気持ちよく暮らすことができる『世代循環型』の街づくり」を掲げ、昨年秋より本格的に始動したもの。

 開発プロジェクトの内容は、第一種低層住居専用地域における70年の転定期借地権付き分譲マンション(地上4階建て6棟、252戸)と、自立高齢者から要介護者まで一人ひとりに合わせた多様なサポートを提供するシニア住宅(地上4階建て、シニアレジデンス=176戸、ケアレジデンス=75戸)。過去10年間で都内最大規模の開発で、完成は2017年春を予定する。

 同プロジェクトは、東京都の「一般住宅を併設したサービス付き高齢者向け住宅整備事業」の第1号選定プロジェクトで同事業初の着工案件。

 敷地内には、カルチャールームやコミュニティーカフェ、認可保育所を設けて「多世代交流の実現」を目指すほかに、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所や看護小規模多機能型居宅介護事務所を併設し、NTT東日本と連携した地域包括ケアシステムの拠点整備、東京都市大学と連携した地域コミュニティーの形成や産学連携の街づくりを推進するなど、さまざまな世代が多彩な暮らし方を実現して住み続けることができる「世代循環型」の街づくりを行うという。

 同サロンでは、大規模複合開発である強みを活かした、統一性のある街区計画を実感できる街全体の模型設置や、子育て期から高齢期に至る多世代の人々が交流し、気持ち良く暮らしていくライフスタイルを創造するための仕掛けを案内するほか、分譲マンションのモデルルーム2種類の内覧にも対応する。

 同物件の販売開始は今年6月上旬を予定する。

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