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二子玉川でセグウェイツアー試験運用開始 国内初、民間主体の規制緩和

公道をセグウェイで走る様子

公道をセグウェイで走る様子

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 二子玉川地区交通環境浄化推進協議会と東急電鉄、セグウェイジャパンは4月5日、セグウェイを利用した観光ツアー「セグウェイツアーin 二子玉川」の試験運用を開始した。

保坂展人世田谷区長(5日の記者試乗・説明会の様子)

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 二子玉川地区交通環境浄化推進協議会は、二子玉川駅周辺・半径約1キロ圏内の地元町会である玉川町会を中心として、西暦(昭和61)年から駐輪場の整備に関する活動や、放置自転車対策など交通環境に関するさまざまな取り組みを行う団体。歩行者の安全確保を目的に時速30キロの速度規制を実施する区域の設定「ゾーン30」を行うほか、道路交通に関するワークショップも開いている。

 東急電鉄とセグウェイジャパンは、都市の新しいモビリティーロボットについて考えるプロジェクト「クリエイティブシティコンソーシアム QUOMO」を立ち上げ、「二子玉川で街中セグウェイ走行に関する実証事業を進めてきた」(東急電鉄の東浦亮典さん)という。今回、「低速でモビリティーロボットを使用した安全なツアーで、新しくて楽しい交通安全啓発に取り組む」ことを目的に、二子玉川地区交通環境浄化推進協議会と共同で同ツアーを企画した。

 セグウェイは道路交通法により公道の走行を規制されているが、東急電鉄とセグウェイジャパンが「企業実証特例制度」を利用し特例措置を受けた。「国内初の公道セグウェイツアー」かつ「企業実証特例制度を利用した、国内初の民間が主体となったプログラム」として、同ツアーの試験運用を行う。

 二子玉川駅周辺の公道や区立二子玉川公園、多摩川河川敷を通るコースを設定。ガイドインストラクターのレクチャーを受けた後、一列になり、往復約6キロを1時間ほどかけてゆっくりと走行する。

 5日に行われた記者向け試乗・説明会で、保坂展人世田谷区長は「『歩いて楽しい街づくり』をスローガンにしている世田谷区では、『街中観光』という世田谷区らしさが出る同ツアーに期待している」と話した。

 試験運用は1日3回、週2回行う。今年の夏頃から本格運用予定。

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