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玉川高島屋S・Cでチャリティー・オークション原画展-130人256点の原画

被災した子どもたちのために集まった原画を展示する会場の様子

被災した子どもたちのために集まった原画を展示する会場の様子

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 玉川高島屋S・C(世田谷区玉川3)で7月4日、絵本・児童文学作家によるチャリティー・オークション原画展が始まった。主催は日本国際児童図書評議会(JBBY)、日本ペンクラブ、日本出版クラブ、出版文化産業振興財団(JPIC)の4団体が呼び掛けて東日本大震災被災地支援のために結成した「子どもたちへ<あしたの本>プロジェクト」。

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 震災直後から、日本のみならず世界各国の絵本・児童文学作家へ作品提供の呼び掛けを始め、5月の上野・東京国立博物館平成館小講堂をはじめとした巡回展形式での「応援メッセージ・直筆画展&オークション」が始まった。今回が5カ所目。

 いわむらかずおさん、加古里子さん、里中満智子さん、谷川俊太郎さん、アンドレ・ダーハンさん、ヒド・ファン・ヘネヒテンさんなど国内外から130人256点の作品を集め、南館1階プラザと本館1階グランパティオの2カ所に計200点を展示している。絵本などの原画のほか、被災地や日本に向けた応援メッセージを含む描き下ろしの作品も多数寄せられている。

 オークションの方法は、購入希申込票に作品名や希望金額を書いてファクス、郵送またはJBBYのホームページで、8月末まで受け付ける。申し込み最低価格は1万円で、ホームページでは全ての作品の画像や詳細情報のほか、現在の最高入札価格も掲載する。

 今後、7月末までに金沢市、京都市でも開催を予定。当初予定のなかった被災地での開催も行われることになり、8月に仙台市、盛岡市、福島市で開催する。

 オークションの収益は、「図書館バス」で被災地を訪問し子どもたちに本を貸す・贈る活動や、布絵本や点字訳絵本の作成グループの協力を得て制作した布の遊具やバリアフリー図書を含む絵本のセット「だいじょうぶだよセット」を作り被災地へ贈る活動などに役立てられる。

 開催時間は10時~21時。入場無料。今月13日まで。

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