二子玉川駅周辺で11月2日から、日本最大級の子ども映画祭「キネコ国際映画祭」が開催される。
世界各国から、アニメからアート系までさまざまなジャンルの「子どもたちに見せたい映画」を集め上映する同映画祭。「子どもたちが映画を通じて世界の芸術文化を享受し、映画から夢や希望、幸せを育むことができる映画祭」「国内外より映画文化に携わる多くのクリエーターの育成。想像の場、国際交流の場として映画祭を提供すること」などを理念として運営する。
25周年を迎える今年は原点に戻り、ドイツの映画にフォーカスするとともに、二子玉川の街全体を盛り上げるべく、子どもから大人までが楽しめるプログラムを充実させる。
同映画祭では、国内外の注目作品やコンペティション作品を長編・短編合わせて41作品を上映。そのうち、18作品は同映画祭独自の上映スタイル「生吹き替え(ライブ・シネマ)」で上映する。
兵庫島公園の特設会場では、25周年の特別企画となる「野外上映」を実施。スタジオポノックの長編作品「メアリと魔女の花」を上映する。上映のほか、「ワークショップ」「熱気球搭乗体験」などの企画も用意する。
同映画祭ジェネラル・ディレクターの戸田恵子さんは、見どころについて、「一つは私たちがライブで吹き替えをすること。海外の映画祭ではほとんどの場合、作品の簡単な紹介やコメントで終わってしまうが、日本ではしっかりと吹き替えをするので、世界にも誇れることだと思う。作品を見たら、必ず皆さんが何か心に感じるものがあると思う」と話す。
同映画祭プログラミング・ディレクターの中山秀征さんは「ライブ吹き替えの迫力を感じてほしい。本来はスタジオで仕上げていくものだけど、現場でやる緊張感を含めて見てほしい」と話す。
会場は109シネマズ二子玉川、二子玉川ライズ中央広場、iTSCOM STUDIO & HALL二子玉川ライズ、兵庫島公園。上映・開催時間は日によって異なる。11月2日17時30分からオープニングセレモニーを予定。料金は、18歳以上=1,200円、3歳~17歳=700円。11月6日まで。