玉川高島屋S・C南館近くに7月14日「高級食パン専門店 あずき」(世田谷区玉川3、TEL.03-6431-0302)がオープンした。
「和モダン」をコンセプトに、店名にもあえてひらがなを使い、打ち放しのコンクリートに白色と黒色を基調にしたインテリアでまとめた店内は、シンプルでモダンな雰囲気に仕上げた。
店主の村田まゆみさんは「日本人が昔から毎日食べてきた食パンに着目した。素材やレシピにこだわったおいしい食パンを提供することで、お客さまの日々の生活を豊かで幸せにしたいと思い開業した」と話す。より良いものを求めている人が多いエリアであることから、第1号店の場所に二子玉川を選んだ。
イタリア料理店「アルチェントロ」を手掛けたシェフの本窪田雅文さん、20年以上のパン職人歴を持ち二子玉川店で製造マネジャーとして腕を振るう中川敏さん、同店店主の村田さんの3人が、2017年からレシピ開発を始め、100回以上試行錯誤を繰り返した結果、同店の食パンの最大の特徴である、「口に入れた瞬間、ほんのりと広がる小豆の風味、かむほどに楽しめるやさしい甘み、もっちりとした食感」を提供できる、最適な配合にたどり着いたという。
同店の食パンは、一口食べた時のちょうどよい甘みと食感を表現するため、収穫量が少ないという小粒の「北海道産小豆」と、食パンのおいしさと小豆の相性を追求した「独自のブレンド小麦粉」、ほんのりと舌に残るミルク感と乳酸菌による整腸作用、食パンの柔らかさを演出する「ヨーグルト」、天然の甘みと上品なコク、深みを引き立て、もっちり食感を演出する「マスカルポーネ」など、原料にもこだわる。
アレルギーを持つ子どもにも対応するため、卵を使わず、焼き上げの前日、小麦に大量の熱湯を加えていねいに練り上げじっくり一晩寝かし、小麦粉本来の甘さを時間をかけて引き出す手間暇をかけた独自の「炊き種製法」で、ふんわりとした柔らかさとモッチリ感のある食パンに仕上げているという。
メニューは、「AZUKI食パン」(1.5斤=1,200円、1枚切り=250円、2枚切り=500円、3枚切り=700円)、「SHIRO食パン」(1.5斤=850円、1枚切り=200円、2枚切り=400円、3枚切り=550円)、「紅白食パン」(1.5斤2本=1,900円)。
8月5日までは、オープン記念として、「AZUKI食パン」(1.5斤=1,000円)、「SHIRO食パン」(1.5斤=750円)、「紅白食パン」(1.5斤2本=1,500円)を特別価格で販売する。
村田さんは「今後は季節限定メニューや食パンのおいしい食べ方など、メニュー提案も行っていきたい。おいしいものを知り尽くしている世田谷エリアのお客さまにぜひ食べていただき、おいしいと認めていただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~20時。