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世田谷・桜新町の長谷川町子美術館でアニメサザエさん展 「食」をテーマに

展示の様子

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 世田谷・桜新町の「長谷川町子美術館」(世田谷区桜新町1)で7月13日から、夏休み恒例の特別企画「アニメサザエさん展『サザエさん家のおいしい食卓』」が開催されている。

 作者、長谷川町子が、姉の毬子と共に収集した日本画・洋画・ガラス・陶芸・彫塑など多岐にわたる美術品を、広く社会に還元しようとの思いから、1985(昭和60)年11月3日に「長谷川美術館」として開館した同館。1992(平成4)年、町子没後は、館名を現在の「長谷川町子美術館」と改め、作品の収集・展示を続け、年に数回収蔵コレクション展を開催。町子コーナーでは、町子が描いた「サザエさん」「いじわるばあさん」「エプロンおばさん」などの原画や、町子が手掛けた陶芸や水彩などの作品も展示している。

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 1969(昭和44)年に放送が開始され、今年10月に50周年を迎えるアニメサザエさん。同作品で象徴的な、その日の出来事を話しながら家族でちゃぶ台を囲む食卓の情景は、家族のコミュニケーションに欠かせない場所であり、そこに並ぶ料理は、家族の物語を根底から支えている重要な要素となっている。磯野家の食卓から見えるサザエさんの世界をより楽しんでもらいたいという思いから、今年はテーマに「食」を選んだ。

 磯野家の食卓に並んだ、春の「ちらしずし」「よもぎ餅」、夏の「ウナギの蒲焼」「かき氷」、秋の「サンマ」」「松茸」、冬の「すき焼き」「七草粥」などの料理や菓子を季節ごとに紹介し、アニメサザエさんを制作する上でのこだわりや裏話も紹介する「春夏秋冬サザエさんの食卓」をはじめ、原作「サザエさん」の4コマ漫画の中から、季節ごとの旬の食材や行事を描いた作品や食べ物をめぐる家族討論、登場人物の好物など、磯野家の食事にまつわる作品を展示する「漫画原画でみるサザエさん家の食卓」などを紹介。

 「アニメの部屋」では、アニメサザエさんのキャラクターとアニメの、脚本から演出、作画、仕上、背景、撮影、編集、アフレコ、放送までの制作過程を分かりやすく紹介するとともに、アニメサザエさんで登場する磯野家の献立と、1回3話の放送の中で、食事やおやつがかぶらないように作られた秘密のメニュー管理表を画像と共に公開する「アニメサザエさん制作裏話~食卓メニュー編~」などを用意する。

 サザエさんの住む街、あさひが丘の土地に、模型に色や絵を自由に描き抽選で当たった地区に家を建てることができる毎年恒例の「花沢不動産あさひが丘分譲」や、サザエさんのミカン狩りゲーム、波平さんのパターゴルフ、フネさんのバーベキュー絵合わせなどの「一家のハイキングゲームコーナー」など、子どもから大人まで楽しめる盛りだくさんの内容となっている。ゲームの参加者には景品を進呈。

 7月28日と8月18日の14時からは、サザエさんを制作する会社エイケンの制作部長がアニメ作りの工程をレクチャーする「アニメサザエさんができるまで」が行われる。アニメサザエさん50周年の今年は、参加者にお楽しみ企画も用意するという。

 同館学芸員で広報の相澤弘子さんは「磯野家の食卓に並ぶ料理やお菓子を通じて、季節感を大事にするアニメと原作のサザエさんの魅力を知っていただければ」と話す。

 開催期間は10時~17時30分(入館は17時まで)。月曜休館(7月15日、8月12日は開館)。7月16日休館。入場料は、一般=600円、高校生・大学生=500円、小学生・中学生=400円。駐車場なし。8月25日まで。

©長谷川町子美術館

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