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世田谷・用賀に洋菓子店「Atsushi Hatae」 「ハレの日の特別なケーキ」コンセプトに

店内の様子

店内の様子

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 洋菓子店「Atsushi Hatae」用賀店(世田谷区玉川台1、TEL 03-5797-9234)が瀬田交差点近くにオープンして1カ月がたった。

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 「アラン・デュカス グループ」のシェフ・パティシエ、パリのホテル「ル・ムーリス」「ホテル・プラザ・アテネ」勤務を経て、「ドミニク・ブシェ トーキョー」のシェフ・パティシエを務めたエグゼクティブ チーフ パティシエの波多江篤さんが、自身初となるブティックとして用賀、代官山、高輪に出店した。

 3店舗同時オープンした背景には、職人の労働環境を少しでも改善したいとの考えがあったという。人の手でより高いクオリティーを追求する部分と、機械で効率化できる作業を共存させるため、特殊な機材を導入。用賀に工房を集約させることで製造コストを抑え、3店舗展開することによる規模の経済性と話題性のインパクトを狙った。

 波多江さんは「コンセプトはお祝いや記念日に食べる『ハレの日のケーキ』。記憶にずっと残るような菓子、『またあれを食べたい』と思い出してもらえるような特別な菓子を届けるため、最適な素材を選び、自由な発想と独自のレシピでおいしさを追求している」と話す。「味=香り。香りを最も重視し、そこに食感、甘み、酸味、時に苦味が立体的に立ち上がるような、一体感のある味を目指している」とも。

 店舗外観にはヨーロッパの宮殿や建物に使われる「ロートアイアン」を使う。「美しい湖にたたずむフランスの街アヌシーの冬のイメージに近かった」というアイスランド・ブルーで統一した店内のインテリアは、モダンクラシックの上質な雰囲気に仕上げた。

 ショーケースには、イチゴからエキスと香りだけを抽出したというジュレとバニラのババロア、バタークリームを9層に重ねた「バニーユ・フレーズ」(864円)、オレンジの酸味とアールグレイの香りが特徴の「グルマンディーズ」(756円)など約16 種類のプチガトー(生菓子)をはじめ、特注の型で焼き上げたレモン風味の「マドレーヌ」(270円)、「ケーク オ テ」(346円)などの焼き菓子、オレンジのコンフィやナッツをたっぷり使った「マンディアンノワール」(1,404円)などのショコラ、グランマルニエの香りとアーモンドの食感が特徴の「ボストック」(378円)、「クグロフ」(756円)などのヴィエノワズリー(パン)などをラインアップする。

 波多江さんは「友人や親戚の方など来客時のおもてなしの品や手土産など、皆さまの『ちょっと特別な日』を演出する菓子を提供している。ここでしか味わえない香りと食感をぜひ体験していただければ」と話す。

営業時間は11時~19時。月曜定休。

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