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玉川高島屋S・C でクリスマスプロジェクト 「ナチュラル&エシカル」テーマに

クリスマスツリー完成式の様子

クリスマスツリー完成式の様子

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 玉川高島屋S・C (世田谷区玉川3)が開業記念日の11月11日から、クリスマスプロジェクトを展開している。運営は東神開発。

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 高度経済成長期の1969(昭和44)年、のどかな田園風景が広がる二子玉川に、日本で初めての郊外型ショッピングセンターとしてオープンした同施設。人口の郊外流出、モータリゼーションなどの時代背景を反映し、「ワンストップ・ショッピング」「大規模駐車場」「立地革命」をコンセプトに、ショッピングセンター時代のパイオニアとして、二子玉川の街や時代の変遷とともに変化してきた同施設は今年11月11日、創業50周年を迎えた。

 今年のクリスマスのテーマは「Natural&Ethical(ナチュラル&エシカル)」。50周年の節目に、地域の人への感謝とともに、二子玉川の豊かな自然環境と次世代の豊かな未来に目を向けたサスティナブルな提案をしたいとの思いから、プロジェクトの全体監修に、森林保全活動を行う一般社団法人more trees代表で音楽家坂本龍一さんを迎えクリスマスプロジェクト「love and trees」を行う。坂本さんは「今回のプロジェクトは、街と自然、そこに集まる人々が、少しの気づきでそれらすべてが共存できる素晴らしい未来につながるんだ、ということを知っていただくきっかけづくり」と話す。

 11月11日には、本館ファサードやマロニエコートの設計を担当した建築家隈研吾さんをゲストに迎え、本館1階グランパティオで「クリスマスツリー完成式」が行われた。今年のツリーは、隈さんがデザインし、more treesとのコラボレーションにより作られた国産材を活用した「TSUMIKI(つみき)」がオーナメントに使われているのが特徴。隈さんは「TSUMIKI(=編む積み木)」によって、無限の可能性が広がると同時に、子どもたちに、鉄や加工されたものとは違う木のぬくもりを感じてもらい、優しい子どもになってほしいとの思いを込めて作ったという。

 12月18日は、坂本さんが代表・監督を務める「東北ユースオーケストラ」による弦楽四重奏のミニコンサートや、坂本さんと同法人事務局長水谷伸吉によるトークセッションを開催する。

 期間中、more treesの活動、賛同者のコメント、大型の「TSUMIKI」オブジェなどを展示した特設ブースをはじめ、Web上でバーチャル植樹を体験する参加型イベント「300㎡Forest CHALLENGE」も行う。

 同施設担当者は「今年は、国産材の優しく温かなオーナメントをちりばめた大きなメインツリーを用意している。木のぬくもりや森の大切さを感じることができるツリーと、外周や屋上のイルミネーションなど、クリスマスを感じに遊びにきていただければ」と話す。

 営業時間は、10時~21時(一部店舗により時間が異なる)。

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