子どもたちの自然体験活動の発表会「多摩川子どもシンポジウム in 世田谷」が2月16日、二子玉川ライズ・オフィス棟内にある東京都市大学「二子玉川 夢キャンパス」(玉川2)で開催される。主催はNPO法人「せたがや水辺デザインネットワーク」。
2015(平成27)年に始まり今年で6回目を迎える同シンポジウム。子どもたちが自然や生きものを知って学ぶことにより、自分たちの暮らしているまちを「じまん」に思ってもらいたいという思いから、2018(平成30)年よりテーマを「みて! きいて! 発表するよ。多摩川じまん大会」にした。昨年は、多摩川の環境、魚、鳥、外来種など17のテーマについて、5グループの子どもたちが1年間調べたことをイラストや模型、クイズなどを使いながら発表し、100人近くの参加者で賑(にぎ)わった。
当日は、地元の小学生を中心とした子どもたちが1年間見て聞いて調べた研究成果の発表、20代の人たちによる「せたがや水辺の楽校の活動について」の報告に続き、京都女子大学の中田兼介教授による「クモのまちぶせ術」、東京都市大学小堀洋美名誉教授による「スマホを用いて皆で楽しみながらできる世田谷区の生き物しらべ」についての講義がある。
プログラムの最後には、昨年子どもたちと一緒に作った「せたがや水辺の楽校のうた」をみんなで歌う。弾きたい楽器のある子どもは、楽器を持参し演奏もできるという。
同法人せたがや水辺の楽校・法人事務局の村上ゆかさんは「子どもたちが自分たちの身近な自然の中で見つけた『多摩川のすごいところ、好きなところ』が、どんなに素晴らしいかということを知ってほしい。子どもたちの研究発表の展示もあるので、気軽に遊びに来ていただければ」と話す。
開催時間は、10時~13時。入場無料。