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ベターホームが二子玉川にサテライト教室 少人数制の郊外型モデルへシフト

教室の様子

教室の様子

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 ベターホームの料理教室「二子玉川スタジオ」が1月29日、玉川高島屋S・Cタワーパーキング近く多摩堤通り沿いにオープンした。運営は一般財団法人ベターホーム協会(渋谷区)。

 1963(昭和38)年の創立以来、食を通じて「健康で心豊かな暮らし」をサポートし、日本の食を守る消費者教育組織として活動してきた同協会。日本の家庭料理を伝承してきた「ベターホームのお料理教室」の受講生は延べ240万人を超え、親子3世代にわたる受講生もいる。

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 もともと渋谷本部ビルの老朽化に伴う移転計画は、2年後の創業60周年に向け、オンラインの強化、サテライト教室の設立などの構想があったという。新型コロナウイルス禍で、生活様式や料理教室の運営方法に急速な変化が求められる中、事業計画を前倒し、従来の多人数で開催する家庭科の授業スタイルから、先生と生徒のコミュニケーションを強化した少人数制「サテライト教室」への移行に大きくかじを切った。それに伴い、昨年7月に町田、千葉など、10月には渋谷も含む全国8カ所の都心の駅近立地の教室を閉鎖。新たに西千葉、北浦和をはじめ二子玉川など7カ所に郊外型「サテライト教室」を移転、リニューアルオープンした。今後サテライト教室は、オンラインやオンデマンド型の教室の発信基地としての役割も担っていくという。

 今回初の試みとして、サテライト教室の立ち上げプロジェクトは、事務局主導ではなく料理教室の先生が中心となって実行した。同協会理事長大塚義幸さんは「先生たちが、自分たちの理想の教室をつくるという目標に向けて、立地や物件探しからコスト管理まで主体的に動いてくれた。何よりも先生たちの当事者意識に大きな変化があり、開校した時の達成感や充実感もより大きかったと思う。コロナがきっかけで変革の機運が一気に高まった」と話す。

 二子玉川スタジオの面積は約21坪。定員4~8人の少人数制で、生徒一人一人に合わせたきめ細やかな個別指導が可能となった。2月からは「お料理入門コース」をはじめ、「洋食・中華おかずの基本」「うれしい作りおき料理」「やさしい焼き菓子」「和菓子の会」などの月1回(全3回)のコースを開講。1回から受講できる「チケット制」、気軽に相談できる「体験教室」、季節に合わせたメニューなどが学べる「1日教室」、「オンライン教室」も用意。

 大塚さんは「今後は、高齢化社会に向けた健康寿命や基礎疾患をテーマにしたクラスや、忙しいお母さん向けの出張料理教室など、それぞれの世代のニーズに合わせたプランも充実させていきたい。体験教室や1日教室なども用意しているので、気軽に参加して、日々の暮らしに役立つヒントを見つけていただければ」と話す。

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