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等々力にフルーツサンド&ティー店「ハルー」 フルーツ通じて思いつなげる

外観

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 フルーツサンド&ティーの店 「haluuu(ハルー)」(世田谷等々力2)が、等々力渓谷入り口近くにプレオープンして約1カ月がたった。

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 コンセプトは「ひとくちで自然と繋(つな)がるまごころフルーツサンド&ティーの店」。東京23区唯一の渓谷である等々力渓谷で自然に触れ合いながら旬のフルーツサンドを楽しんでもらいたいという。

 国内外で貧困や差別、環境問題などのソーシャルビジネスに長年携わってきた社長の仲渡春菜さんは「全国の農家さんの思いが詰まった旬のフルーツサンドを通じて、地域の人たち、農家さん、家族や大切な人とつながってもらいたい。お客さんも農家の人たちも笑顔になれる形をこの店で実現できれば」と話す。

 店名の「haluuu」は、多くの人の想いが集まる場所にしたいとの思いから、フィンランド語で「思い」「希望」「熱望」という意味がある「halu」を使った名前にした。

 白を基調とし限りなくシンプルにデザインした店内は、ほっと一息つけるような心温まる空間に仕上げた。外にはベンチシートや犬用のリードフックも設置し、散歩中でも気軽に立ち寄れるように工夫した。

 みずみずしいフルーツとさっぱりコクのあるクリームで、色鮮やかな断面を表現したフルーツサンドは、愛媛県八幡浜市の「一生園」のミカンなどを使った「渓谷ミカンサンド」「紅ほっぺ」(以上850円)をはじめ、「バナナ」(650円)、「キウイ」「パイン」(以上900円)、「ネーブル」(1,050円)など、約8種類が並ぶ。ドリンクは「ごろごろフルーツティー」(800円)、「大人の濃厚ほうじ茶ミルクティー」(850円)、「抹茶みるく」(650円)など。等々力渓谷へ持ち運びやすいよう「ピクニック・バスケット」(デポジット1,000円)も用意する。

 今後は、食育を目的としたフルーツを生産する農家を巡るツアーなどの参加型コンテンツをはじめ、廃棄されるフルーツを買い取りプロダクト化するフードロスを減らす取り組み、農家の後継者探しのサポートなど、店を基点として社会問題解決にも取り組んでいきたいという。

 仲渡さんは「お客さんがここに来ると元気になったり、フルーツサンドを食べると気持ちが明るくなったりするパワースポットのような場所にしていきたい。フルーツを通じて皆の思いがつながっていけば」と話す。

 営業時間は、11時30分~商品が無くなり次第閉店。水曜定休。

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