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二子玉川の水辺でまちづくりプロジェクト 河川敷を恒常的な活用の実験場に

会場のイメージ

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 多摩川河川敷を使ったまちづくりプロジェクト「Mizube Fun Base(ミズベ ファン ベース)」が7月4日、兵庫島公園(玉川3)で始まった。主催は世田谷区指定都市再生推進法人第1 号「一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツ」。

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 2015(平成27)年に設立され「水辺とまちなかが一体となった回遊性のあるまちづくり」を目標に掲げ活動してきた同団体。河川敷の利活用事業を通じて、地域の人々の憩いの場の演出、河川環境の美化、防災啓発などを行ってきた。二子玉川の自然資産である多摩川は、増水や浸水による影響を受けやすく、河川敷の恒常的な活用が難しいという課題があったという。

 同団体が世田谷区に提案した「都市再生整備計画」が2020年10月に策定されたことを受け、二子玉川の水辺の魅力を最大限に活用し、地域の人たちや来街者が交流し、新しい暮らし方と働き方を生み出す実証実験場「Mizube Fun Base」を開催することを決めた。実施期間の事業収入は、二子玉川の河川・公園空間の環境整備費用に充当し、利用者へのアンケートなど事業性の検討を行いながら、新しい試みが生まれる場にしていきたいという。

 第1弾は、モビリティビジネス・プラットホーム事業を展開する「Mellow(メロウ)」(千代田区)と協業した「フードトラック」による飲食サービスから始め、水辺で過ごす週末の時間を提案する。

 第2弾以降は、ニューノーマル時代に即した働き方を創出する「アウトドアオフィス」(7月開始予定)をはじめ、国道246号の橋脚を巨大なキャンパスとして活用する「橋脚アート」、災害に対応する力を楽しく身に付ける「防災体験」(9月開催予定)を予定。

 同イベント担当の内野洋介さんは「二子玉川のMizube(=水辺)を活用し、利用した人たちにとって、たくさんのFun(=楽しいこと)が生まれるようなBase(=基地・拠点)になればとの思いを込めて、『Mizube Fun Base』と名付けた。二子玉川の水辺で週末のゆったりとした時間を過ごしてみては」と話す。

 開催時間は土曜・日曜・祝日の11時~16時。11月まで。

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