世田谷・瀬田の「フラワーランド」(世田谷区瀬田5、TEL 03-3707-7881)で5月14日・15日、「春の花まつり」が開催される。主催は一般財団法人世田谷トラストまちづくり。
同園は1986(昭和61)年に「花づくりのできる公園」として開園。正式名称は区立瀬田農業公園。花のあるまちづくり活動の支援センターとして、園芸相談や園芸講習会、地域での花づくり活動の担い手となる人材育成教室などを開催し、区民参加によるエコロジカルな公園づくり、環境に配慮した循環型園芸の普及を目指す。
「春の花まつり」は、花づくりの技術や楽しみ方、環境に優しい園芸の方法などを分かりやすく展示・紹介することにより、地域や家庭での緑化の普及・啓発を目的に開催。新型コロナウイルスの影響による中止を経て、感染症対策に配慮した上で3年ぶりの開催となる。両日は、オールドローズを中心に見頃を迎えるバラのアーチやバラ園、ハーブガーデンなどの「花壇展示」をはじめ、「菊づくりの相談」「フラワーランド流培養土の作り方」「夏を涼しく彩る朝顔のポットあげ」「たねダンゴづくり」などの体験を提供する。
前庭で行う「みどり募金苗頒布会」では、同園で育てた余剰苗約30種をチャリティー販売。収益は、「世田谷区みどりのトラスト基金」と世田谷トラストまちづくり「トラスト基金」へ寄付し、世田谷区の緑化活動に役立ててもらう。
同財団トラストみどり課の山崎人詩さんは「フラワーランドでは区民ボランティアが主体的に園内花壇のデザインから日常管理までを一貫して行っている。ボランティアの皆さんが楽しみながら創意工夫し作っている花壇や花盛りを迎えた花々を楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は10時~15時。