日本最大級の子ども映画祭「キネコ国際映画祭」が11月2日から、二子玉川駅周辺で開催される。主催は一般社団法人キネコ・フィルム。
実写やアニメーション、ドキュメンタリーなど、世界各国からさまざまなジャンルの「今、見せたい映画」を集め、子どもたちの年齢に合わせて上映するという同映画祭。世界の三大映画祭の一つ・ベルリン国際映画祭の児童映画部門の協力を得て1992(平成4)年に創設され、今回で29回目になる。新型コロナウイルスの影響による中止、延期を経て今年3月、3年ぶりに開催した前回は、延べ9万人以上の来場者でにぎわった。
今回も同映画祭の特徴の一つで海外の長編・短編コンペティション部門の最優秀作品(グランプリ)を選定する子ども審査員「キネコ審査員」を募集する。前回は、小学生4~6年生15人と中高生13人が審査員として参加。国際審査員と共に審査会議で協議し、グランプリ作品を選定した。審査員は、オープニングイベントをはじめ、国際交流パーティーなどにも参加した。
同映画祭広報担当者の細川朋子さんは「今回も、野外上映の再開や、アウトドアイベント、ワークショップなど、親子で楽しめるさまざまなイベントを準備している。映画祭のアンバサダーとして、世界の映画関係者と交流する貴重な体験ができるので、気軽に応募してもらえれば」と話す。
参加条件は小学校4~6年生。参加無料。応募締め切りは9月10日。
映画祭の開催は11月6日まで。