二子玉川緑地運動場（世田谷区鎌田1）で10月1日、「世田谷区制90周年 たまがわスカイランタン＆ミニ花火フェスティバル」が開催される。主催は世田谷区たまがわ花火大会実行委員会。

　「結束～コロナ終息に向けて～」をテーマに開催する同イベント。秋の風物詩「たまがわ花火大会」が新型コロナ感染拡大の影響により3年連続で中止を余儀なくされていることから、密を生まない規模で、区民と共にコロナ終息を願う場を提供しようと企画した。

　当日は、来場者が絵やメッセージを書いた300個のカラフルなスカイランタンを、音楽に合わせて夜空に舞い上げる。高さ30メートル程度まで上がる市販の花火を中心に、花火師が音楽とシンクロするように構成したミニ花火ショーも展開する。

　会場での密を避けるため完全チケット制を導入。入り口での検温、マスク着用や手指消毒の徹底、食事や飲酒禁止、スカイランタンとミニ花火ショーのエリアを分けるなど、感染症対策に配慮を施し、安全に楽しめる環境を準備した上で行う。

　実行委員会事務局で砧総合支所地域振興課長の河野雄治さんは「会場が密にならないように、会場周辺からも観覧できないようにするほか、イベント会場から一定の区間まで立ち入り禁止の規制もかける。社会全体に閉塞（へいそく）感が漂う中、コロナ禍でも開催可能な新たな形のイベントを区民の皆さんに楽しんでもらえれば」と話す。

　8月22日からチケットの一般販売を行う。料金は、スカイランタン＝3,000円（4人席）、ミニ花火ショー椅子席（1人席）＝500円、同シート席（2人席）＝1,500円。ローソンとミニストップに設置されたマルチメディア端末「Loppi」で購入できる。