「第17回桜新町ねぶた祭」が9月17日、桜新町商店街(世田谷区桜新町1)で開催される。主催は桜新町商店街振興組合。
同祭は2004(平成16 )年に同商店街の50周年記念事業として始まり、見る側も見せる側も一体となってみんなで楽しもうと、同商店街だけでなく近隣の学校など地域全体で開く秋恒例のイベント。新型コロナウイルスの影響による中止を経て3年ぶりの開催となる今年は、浴衣の貸し出しや、同パレードの踊り手(=ハネト)の一般参加を中止するなど、感染症対策に配慮を施し、安全に楽しめる環境を準備した上で行う。
当日は、青森で制作した幅約5メートル・高さ3メートル超の「大ねぶた」と同祭オリジナル「サザエさんねぶた」「小ねぶた」をパレード運行。パレードの長さは最大約75メートルになるという。桜新町交番前から長さ約300メートルのサザエさん通りを北上し、駅前通りを回って桜新町交番へ戻るコース。運行にかかる時間は1時間を予定する。
桜新町駅の西口と南口には、ステージを特設。都立深沢高校の軽音楽部や和太鼓部が演奏を披露するほか、地元のヨガやフラダンス、バレエ教室のパフォーマンスなども用意する。
同祭実行委員長の佐藤昌人さんは「今年は規模を縮小しての開催となるが、未来につながる一歩となれば。加盟店の皆さんと一緒につくり上げている祭なので、ねぶたを楽しみながら商店街の店や出店にも足を延ばしてもらえれば」と呼びかける。
ねぶたのパレード運行時間は19時~20時。雨天決行。サザエさん通りは15時から21時まで歩行者天国にする。