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世田谷・瀬田にカフェ「香乃や」 発酵食材使ったモーニングやランチ提供

「Cafe香乃や」外観

「Cafe香乃や」外観

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 カフェ「Cafe(カフェ)香乃や」(世田谷区瀬田4、TEL 03-6824-7326)が8月21日、瀬田交差点近くにオープンした。

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 青山や桜木町のベーカリーカフェで20年以上経験を積んだという高田香さんが店主を務める。2020年、ギタリストだった夫・高田二郎さんをすい臓がんで亡くした高田さん。翌年には自身も乳がんを患ったことをきっかけに、食への意識がより高まり、発酵食スペシャリストの北村愛さんに学ぶなど発酵食への関心を深めていったという。「体に良いものを食べて、皆が元気で笑顔になれる場所を作りたい。自分にも役に立てることがあるのでは」と同店のオープンを決めた。

 店舗面積は約15坪。席数はテーブル=20席。木のぬくもりが感じられるようにと木材のテーブルや椅子を採用し、アンティークの家具を配置するなど「私の家に遊びに来た時のような、安心してくつろげる空間にした」(高田さん)という。

 洋風のメニューに和の食材を組み合わせてアレンジした料理を提供。切り干し大根をトマトソース、バジル、昆布で味付けしたり、キッシュに高野豆腐の粉末を混ぜたり、サンドイッチに塩こうじ鶏肉や発酵調味料を使ったりする。高田さんの出身地・青森の食材やドリンクも用意する。

 モーニングは、「厚切りバタートースト」(850円)、「あんバタートースト」(950円)、「フレンチトースト」(1,250円)など。朝もしっかり食べてほしいと、全てのセットに、発酵デリと甘こうじヨーグルト、スープ、ドリンクを付ける。

 ランチは、看板メニューの「発酵デリプレート」(1,300円)をはじめ、「本日のサンドイッチ」(1,100円)、「発酵クラブハウスサンド」(1,200円)などを用意する。

 ドリンクは、元住吉のコーヒー店Mui(むい)のコーヒー豆を使ったコーヒーのほか、青森県コノハト茶葉店の紅茶、青森の「おぐら農園のりんごジュース」(以上550円)、「塩こうじレモンスカッシュ」(600円)、八戸麦酒のクラフトビール「花のヘイジー」(900円)などをラインアップする。

 デザートは、「コーヒーフロート」(750円)、「コーヒーゼリーソフト」(800円)、「白玉あんみつ」(700円)、青森県弘前市の菓子店ジョージのおやつの「チーズケーキ」「チョコレートケーキ」(以上600円)などをそろえる。

 高田さんは「地域の皆さんに愛される店にしていきたい。学びを得たこうじを使った料理と、おいしいお茶やスイーツで、心も体も元気になってもらえれば。今後はテイクアウトや犬連れのお客さんにも対応していきたい」と話す。

 営業時間は、7時30分~17時(モーニングは10時30分まで、ランチ=11時~14時30分、以上ラストオーダー)。木曜定休。

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