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世田谷・瀬田に焼き菓子店「HEIDI'S BAKE」 台湾素材をフランス菓子に

店内の様子

店内の様子

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 焼き菓子店「HEIDI'S BAKE(ヘイディズ ベイク)」(世田谷区瀬田2)が8月3日、瀬田交差点近くにオープンした。

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 台北の「ジョエル・ロブション」や銀座のミシュラン2つ星店「エスキス」、「エスキス」の姉妹店「アジル」で腕を磨いた台湾出身のパティシエHuang Shihching(ファン シーチン)さんが、独立オープンした。店は間借りマッチングプラットフォーム「シェアレストラン」を利用し、「Photo Studio & Cafe TUNE(フォト スタジオ&カフェ チューン)」で間借り営業する。席数はテーブル=8席。

 ファンさんが作るのは、フランス菓子をベースに、台湾のエッセンスを加えた焼き菓子。「最後まで飽きずにさっぱり食べやすい軽い食感を追求している。組み合わせた素材の香りと、サクフワ、サクトロ、フワモチ食感が、口に入れた時に一体となる感じを楽しんでもらいたい」と話す。

 毎朝焼き上げる菓子は、台湾産シナモンを使った「シナモンアップルフィナンシェ」(325円)、パイナップルの甘みにピンクペッパーのアクセントが特徴の「パイナップルピンクペッパーフィナンシェ」(330円)をはじめ、台湾の先住民族タイヤル族が古来使っていたという山胡椒(やまこしょう)で、レモングラスのような香りがするという馬告(マーガオ)を使った「レモン馬告山胡椒スコーン」(320円)、軽やかなサクサク感を出すため3日かけて作るというパイ生地を使った「台湾風サクトロエッグタルト」(280円)、リュウガンの炭で焙煎(ばいせん)したウーロン茶とグラン・マルニエ酒の風味が広がる「台湾炭焼ウーロン茶シュークリーム」(370円)などを用意する。300円増しで、焼き菓子にアイスクリームやミックスベリーなどのソースをトッピングする「焼き菓子アイスサンド」もイートイン限定で提供する。

 ドリンクは、コーヒー(450円)、カフェラテ(500円)をはじめ、茶の益虫ウンカの影響によりマスカットのような甘い香りがするという「蜜香(みっこう)紅茶」(500円)、「自家製レモンスカッシュ」(600円)など。今後はギフトセットなどの通信販売も強化していきたいという。

 ファンさんは「スパイスを使ったフィナンシェや、台湾のウーロンミルクティーをイメージして作ったシュークリームなど、おしゃれな焼き菓子を提供していきたい。窓が大きく明るい店内で、ゆっくりくつろぎながらお気に入りのスイーツを見つけてもらえれば」と話す。

 10時開店(売り切れ次第閉店)。不定休。完全キャッシュレス決済。

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